アニメ『氷の城壁』第2期の主題歌は、OPがTHE BEAT GARDEN「エスコート」、EDがSuperfly「花蔭」です。
第1期は、OPがNovelbright「透明」、EDがポルカドットスティングレイ「逆様」でした。この記事では4曲の作詞・作曲者、配信日、CDの情報を一覧にまとめています。
あわせて、第2期のノンクレジットOP・ED映像の中身も紹介します。主題歌が1期から2期でどう変わったのか、星野悠の視点で読み解きました(情報は2026年10月31日時点)。
『氷の城壁』の主題歌は誰が歌う?【4曲一覧】
まずは結論として、4曲を一覧にしました。
| 期 | 種別 | 曲名 | アーティスト | 作詞/作曲 | 配信日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第2期 | OP | エスコート | THE BEAT GARDEN | U/U | 2026年10月14日 |
| 第2期 | ED | 花蔭 | Superfly | 越智志帆・jam/越智志帆 | 2026年10月2日 |
| 第1期 | OP | 透明 | Novelbright | 竹中雄大/竹中雄大・沖聡次郎 | 2026年3月30日 |
| 第1期 | ED | 逆様 | ポルカドットスティングレイ | 雫/雫 | 2026年4月8日 |
CDについては、第1期OP「透明」が2026年4月1日に発売済みです。第2期OP「エスコート」は2026年12月16日の発売が予定されており、2形態がラインナップされています。
一方で「花蔭」と「逆様」は、確認できる公式発表がデジタル配信のみでした。CD化を待っている人は、各アーティストの公式サイトで続報をチェックしておくと安心です。
なお第2期は、2026年10月1日から毎週木曜よる11時56分にTBS系28局で放送中です。Netflixでは10月2日から先行配信されています。
2期OP「エスコート」はどんな曲?THE BEAT GARDENのコメントとOP映像
データ: THE BEAT GARDEN「エスコート」/作詞・作曲:U/編曲:KOHD/2026年10月14日配信、12月16日CD発売予定
THE BEAT GARDENは、テレビ朝日系ドラマ『六本木クラス』の挿入歌「Start Over」(2022年)で広く知られるようになったグループです。ドラマ発の大ヒットを持つ彼らが、今回は青春アニメのOPを担当しました。
第2弾PVで解禁、「触れたあと」を描く1曲
「エスコート」は、2026年9月に公開された第2期の第2弾PVで初めて音源の一部が解禁されました。
アニメ公式サイトのコメントでTHE BEAT GARDENは、そばにいて触れたことで生まれる痛みやぬくもり、不安や迷い、そして喜びを描いた曲だと説明しています。サウンド面では、4人の青春を青春パンクとハイパーポップの掛け合わせで鳴らした、と表現していました。
タイトルについても触れています。群像劇の中にある、冷たくなりそうな心や触れられなかった痛みにそっと寄り添う優しさ。そこへ連れ出されるように生まれた曲だから「エスコート」なのだ、という趣旨です。
曲作りの途中でメンバー自身が阿賀沢紅茶先生の作品にのめり込み、関連作まで読んだことも明かされています。
OP映像は「探す小雪」が軸
ノンクレジットOP映像は、2026年10月9日ごろに公開が報じられました。
WEBザテレビジョンの紹介によると、映像は小雪たちがにぎやかに過ごす姿から始まります。アップテンポなサビに入ると、青みがかった校舎の中を、誰かを探すように走る小雪へと切り替わります。
小雪は誰を探していて、誰に手を差し伸べるのか。その答えをはっきり見せない作りになっているのがポイントです。
個人的に注目したいのは、「人と関わらない子」として描かれてきた小雪が、自分から走って誰かを探している点です。第1期を見てきた人ほど、この一場面に小雪の変化を感じるのではないでしょうか。
2期ED「花蔭」はどんな曲?Superflyのコメントと ED映像
データ: Superfly「花蔭」/作詞:越智志帆・jam/作曲:越智志帆/編曲:宮田’レフティ’リョウ・越智志帆/2026年10月2日配信
「花蔭」は、2026年9月3日にエンディングテーマとしての書き下ろしが発表されました。第2期の放送開始翌日、10月2日にデジタル配信がスタートしています。
「距離」と「孤独」に寄り添うミッドナンバー
Billboard JAPANなどの報道では、人と人の間に生まれる距離や、心の内側に抱える孤独を見つめた楽曲と紹介されています。それでも自分らしく誰かとつながろうとする心に寄り添う曲だ、という説明です。
越智志帆さんのコメントは、とても個人的なものでした。小さな頃から自分を好きになれず、誰かと比べて孤独を感じていたこと。他人との違いを愛して自分らしく生きるのは、簡単なようで難しいこと。
そして大人になって、孤独こそが自分らしさなのだと気づいた。その記憶をまとめた一曲だと語っています。
ED映像は「ひとり」から始まる
ノンクレジットED映像は、10月1日の第2期初回放送の直後に公開されました。
アニメイトタイムズや公式YouTubeの告知によると、映像は色のない世界で、キャラクターたちがそれぞれ「ひとり」で佇む姿から始まります。
やがて大きな南京錠のかかった扉が開け放たれ、色のある世界が広がります。桜が舞うなかで手を伸ばす小雪と湊、離れた場所から陽太のもとへ走り出す美姫も描かれます。
ひとりだった世界に、ふたり、三人、四人と温もりが増えていく構成です。散っていた桜の花びらが最後に二枚寄り添うように落ちる場面も、意味ありげに置かれています。
小雪の物語と重なる「孤独のレッスン」
越智志帆さんのコメントを読むと、どうしても小雪の姿が重なります。
人と接するのが苦手で、周りとの間に壁を作ってしまう小雪。その壁は、人と比べて傷ついてきた経験から生まれたものでもあります。
孤独を経て自分を受け入れていくという道のりは、小雪が城壁の内側で少しずつ歩んでいる道そのものに見えます。
曲名の「花蔭」は、花の陰を指す言葉です。華やかな花ではなく、その陰にいる自分にも居場所がある。私はそんなメッセージとして受け取りました。これは筆者の読み方で、公式に説明されたものではありません。

1期OP「透明」・ED「逆様」はどんな曲だった?
第2期から見始めた人のために、第1期の2曲も振り返っておきます。
OP:Novelbright「透明」
データ: 作詞:竹中雄大/作曲:竹中雄大・沖聡次郎/編曲:Novelbright/2026年3月30日配信、4月1日CD発売
大阪発の5人組ロックバンド、Novelbrightによる楽曲です。ボーカルの竹中雄大さんは、テーマを「俯瞰で青春を捉える」ことだと説明していました。
今この瞬間のもどかしさや将来への不安、人との正しい距離感、そして明日への希望。そうした感情に光を当てながら、儚さを残しつつ前を向く曲に仕上げたそうです。
ED:ポルカドットスティングレイ「逆様」
データ: 作詞・作曲:雫/編曲:ポルカドットスティングレイ/2026年4月8日配信
福岡発のバンドで、ボーカル&ギターの雫さんは原作のファンであることを公言していました。
パワフルでロック、不穏でドラマチック、それでいてキャッチーな曲を目指したとのこと。どんなに重い回でも最後に自分の歌で吹き飛ばすから安心してほしい、という趣旨のコメントも印象に残ります。
『氷の城壁』主題歌への反応は?
第2期の主題歌は、発表直後から作品ファンの注目を集めています。
投票型サイト「みんなのランキング」の氷の城壁主題歌ランキングでは、2026年9月末時点で「花蔭」が1位になっていました。ただし投票者は30人に満たない規模なので、あくまで一部のファンの傾向として見るのがよさそうです。
また、公式YouTubeのED映像には、原作の結末を知っている読者ほど心を動かされる、という趣旨のコメントも寄せられていました。映像の「ひとりから温もりが増えていく」構成が、原作既読者には物語の行き先と重なって見えているのかもしれません。
チャート順位などの大きな数字は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。12月の「エスコート」CD発売のタイミングで、改めて動きが出てくるかに注目したいところです。
考察:1期と2期で主題歌の「視点」はどう変わった?
ここからは、公式情報と公開された映像の内容をもとにした筆者の考察です。
OPは「俯瞰」から「探しに行く」へ
一番面白いと感じているのが、OPの視点の変化です。
第1期の「透明」は、竹中さんの言葉どおり、青春を俯瞰で見つめる曲でした。4人の関係を少し離れた場所から見渡すような立ち位置です。
第2期の「エスコート」は、触れてしまったあとの痛みやぬくもりを描いた曲です。そしてOP映像では、小雪が自分から走って誰かを探しに行きます。
外から関係を眺めていた段階から、壁の内側に一歩踏み込む段階へ。曲のコメントと映像の両方が、同じ方向を向いているように私には見えます。制作側がそう意図したと公式に語られたわけではありませんが、2期分を並べて初めて見えてくる流れだと思います。
EDは「吹き飛ばす」から「寄り添う」へ
EDにも分かりやすい変化があります。
第1期の「逆様」は、重い回の余韻を力強く吹き飛ばす役割を担っていました。第2期の「花蔭」は、孤独や距離を抱えた心に寄り添うミッドナンバーです。
第2期の初回となった第15話「曇雨天」では、美姫が陽太の告白を断り、湊も小雪への気持ちに揺れ始めます。こうした重い展開のあとに流れるのが「吹き飛ばす曲」ではなく「揺れたままの心を包む曲」であることに、第2期の描き方の姿勢が表れていると筆者は考えています。
ED映像に「桃香」がいる意味
今回、資料を見比べていて気づいた点があります。
ED映像の紹介文は、媒体によって「小雪、美姫、湊、陽太の4人」とするものと、「小雪、美姫、桃香、湊、陽太」と桃香を含めて書くものに分かれていました。アニメイトタイムズや、Superfly公式YouTubeの告知では、桃香も「ひとりで佇むキャラクター」の一人として名前が挙がっています。
第2弾PVが桃香の心情から始まる構成だったことを考えると、これは小さくない手がかりです。ED映像が「ひとり」の孤独から始まる以上、桃香もまた城壁の外側にいる人物として描かれているのではないか。私はそう読んでいます。
第2期は、メインの4人に桃香が深く関わっていく物語になりそうです。ED映像を見るときは、桃香がどこに、どんな表情で立っているのかに注目すると、物語の見え方が少し変わるかもしれません。
Superflyの起用から見えること
Superflyはこれまでも、2019年の劇場アニメ『プロメア』や、2022年のTVアニメ『アオアシ』第2クールOP「Presence」など、アニメ作品に楽曲を提供してきました。
ただ今回の「花蔭」は、公式の紹介からして「距離」「孤独」「自分らしさ」という内側に向かう言葉で語られています。作品の熱量を前へ押し出す役割ではなく、静かな余韻を引き受ける役割です。
圧倒的な歌唱力を持つアーティストを、あえて静かなEDに起用した。そこに、第2期の心の揺れをじっくり描こうとする作品側の姿勢がにじんでいると筆者は見ています。
4曲がバラバラなのは「群像劇」だから?
4組のアーティストは、音楽性がほとんど重なりません。ロックバンド、不穏さとキャッチーさを併せ持つバンド、青春パンク×ハイパーポップのグループ、そしてSuperfly。
統一感がないようにも見えますが、『氷の城壁』が登場人物ごとに視点が切り替わる群像劇だと考えると、むしろ自然に思えます。見えている世界が人によって違う作品だからこそ、主題歌もひとつの色にまとめず、複数の声で鳴らしているのではないでしょうか。これはあくまで筆者の仮説です。

忙しい人は主題歌からどう楽しむ?
本編を見る時間がなかなか取れない日は、主題歌から作品に触れるのもひとつの方法です。
おすすめは、「透明」→「逆様」→「エスコート」→「花蔭」の順に聴くこと。俯瞰から踏み込みへ、吹き飛ばすから寄り添うへ、という流れが自然と感じ取れるはずです。仕事終わりの帰り道にも取り入れやすいと思います。
テレビアニメのOP・EDは、放送用に約1分半に編集されたTVサイズで使われるのが一般的です。配信のフルサイズとは構成が異なる場合があるので、映像で気になった曲はフルでも聴いてみると新しい発見があるかもしれません。
第1期はNetflixで全話配信中で、Prime Video、Disney+、U-NEXTなどでも順次配信されています。配信状況は変わることがあるので、視聴前に各サービスで確認してください。
よくある質問
Superfly「花蔭」はCD化される?
2026年10月31日時点で確認できる公式発表は、10月2日からのデジタル配信のみです。CD化の予定は発表されていません。最新情報はSuperflyの公式サイトで確認するのが確実です。
第2期のノンクレジットOP・ED映像はいつ公開された?
ED映像(「花蔭」)は10月1日の第2期初回放送の直後に、OP映像(「エスコート」)は10月9日ごろに公開が報じられました。アニメ公式のYouTubeチャンネルなどで見られますが、公開期間は変わる場合があります。
第2期から見始めても主題歌の流れは分かる?
主題歌単体でも楽しめます。ただ、1期の「透明」「逆様」と聴き比べると、2期の曲が描く「踏み込み」や「寄り添い」がよりはっきり感じられるので、1期の2曲もあわせて聴くのがおすすめです。
「エスコート」のCDはどんな形態?
2026年12月16日発売予定で、2形態がラインナップされています。仕様や特典は変わる可能性があるため、THE BEAT GARDENの公式サイトで確認してください。
まとめ:氷の城壁の主題歌は「距離の変化」を聴く4曲
アニメ『氷の城壁』第2期の主題歌は、OPがTHE BEAT GARDEN「エスコート」、EDがSuperfly「花蔭」です。第1期はNovelbright「透明」とポルカドットスティングレイ「逆様」でした。
俯瞰で見つめる「透明」から、自分から探しに行く「エスコート」へ。不穏さを吹き飛ばす「逆様」から、孤独に寄り添う「花蔭」へ。主題歌とOP・ED映像の変化をたどると、小雪たちの距離が少しずつ縮まっていく様子が見えてきます。
ED映像に桃香の姿があることも含めて、第2期は主題歌そのものが物語の予告編になっているのかもしれません。まずは気になった1曲から、今夜再生してみてはいかがでしょうか。
(文:星野悠)



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