氷の城壁の紙の単行本はフルカラー?白黒・判型サイズ・店舗特典の違いを解説

放課後の教室の窓辺に積まれた色鮮やかなカラー漫画の単行本と、やわらかな夕日が差し込むオリジナルの静物シーン 原作・漫画情報
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『氷の城壁』の漫画単行本は白黒ではなく、全ページカラーです。紙の判型は、一般的な少年漫画よりひと回り大きいB6判です。

レーベルは集英社のジャンプコミックスで、全14巻で完結しています。この記事では、色・サイズ・紙版だけにあった応募企画・電子版との違いを整理しました。アニメ第2期をきっかけに原作を手に取りたい人が、紙と電子のどちらが自分に合うかを判断できるようにまとめています。

※価格・配信・企画の情報は、2026年10月31日時点で確認できた内容です。最新情報は各公式サイトや書店でご確認ください。

氷の城壁はどんな漫画?まず作品の成り立ちを確認

『氷の城壁』は、阿賀沢紅茶さんによる高校生4人の青春群像劇です。人付き合いが苦手で周囲に壁をつくってしまう氷川小雪、学校の人気者で幼なじみの安曇美姫、ぐいぐい距離を詰めてくる雨宮湊、穏やかなバスケ部員の陽太。少しこじれた4人の関係が、ゆっくりほどけていく物語です。

もともとはスマートフォンで縦にスクロールして読む「タテヨミ(ウェブトゥーン)」形式の作品でした。ポップカルチャーメディアKAI-YOUの記事によると、集英社少女マンガグランプリ powered by LINEマンガ インディーズで特別賞に選ばれ、2020年1月からLINEマンガで連載がスタート。2022年4月に完結しています。

TVアニメ化の告知では、集英社のマンガアプリ「マンガMee」掲載作品とも紹介されています。


氷の城壁の漫画単行本は白黒?答えは全ページフルカラー

紙の単行本も電子の単行本も、全ページカラーです。電子書店でのシリーズ名は「氷の城壁 単行本版【フルカラー】」で、白黒の版は刊行されていません。

カラーなのは、元のタテヨミ版が最初からカラーで描かれているためです。単行本はそれを、ページをめくって読む形に組み直したもの。色を抜いて白黒にする工程を挟まず、元の色をそのまま生かしています。

「白黒版がある」と勘違いしやすい理由

電子書店では、同じ作品が2つのシリーズに分かれて並んでいます。

  • 氷の城壁【タテヨミ】:縦スクロールで読む話売り版。ブックライブでは全117話(117冊)として配信
  • 氷の城壁 単行本版【フルカラー】:ページをめくって読む単行本版。全14巻

この2つは、色が違う版ではありません。縦に流して読むか、見開きでめくって読むかという読む形の違いです。

他の作品では「フルカラー版」と「モノクロ版」が別々に出ていることもあるため、混同しやすいのだと思います。購入時は、シリーズ名に「タテヨミ」と「単行本版」のどちらが付いているかを見れば迷いません。


なぜジャンプコミックス?マーガレットとの関係も整理

ここは少し意外に感じるポイントかもしれません。

紙の単行本のレーベルはジャンプコミックス、電子版はジャンプコミックスDIGITALです。BOOK☆WALKERの作品ページでも、レーベルは「ジャンプコミックスDIGITAL」、出版社は集英社と表示されています。アニメ第2期の告知でも、コミックスは「集英社ジャンプコミックス刊」と案内されていました。

一方で、紙版の応募企画はマーガレット本誌と連動していました。TVアニメのスタッフ情報でも、原作協力に「マーガレット編集部」がクレジットされています。

つまり、作品を担当しているのはマーガレット編集部、単行本の器はジャンプコミックスという形です。書店では少年コミックスの棚に置かれていることもあるので、少女漫画の棚で見つからないときは少年漫画のコーナーものぞいてみてください。


氷の城壁の単行本のサイズは?判型はB6判

紙の単行本はB6判です。集英社の書籍情報に、1巻が「B6判/200ページ」と記載されています。

B6判の規格寸法は約18.2cm×12.8cmです。Amazonの1巻の商品情報でも、寸法はおよそ高さ18.2cm×幅12.8cm×厚さ1.8cmに相当する数値で表示されていました。

新書判の漫画と比べるとどれくらい大きい?

白黒の少年漫画で多い新書判は、約17.3cm×11.2cmです。B6判と比べると、次の差があります。

項目新書判(一般的な少年漫画)B6判(氷の城壁)差
高さ約17.3cm約18.2cm約0.9cm
幅約11.2cm約12.8cm約1.6cm

高さの差は1cmに届きませんが、新書判に合わせて棚板の間隔を詰めている場合は、きつく感じるかもしれません。購入前に棚の内寸を測っておくと安心です。

1巻の厚さが約1.8cmなので、全14巻を並べると横幅はおよそ25cm前後が目安です。巻ごとにページ数が違うため、多少前後します。

通販や図書館の「19cm」表記はなぜ?

国立国会図書館の書誌データでは、8巻・10巻・11巻・13巻の大きさがいずれも「19cm」と記録されています。

「18.2cmなのに19cm?」と思うかもしれません。これは図書館の書誌で、本の高さをセンチ単位で切り上げて記録する慣例があるためです。18.2cmのB6判は「19cm」、高さ17cm台の新書判は「18cm」と記録されるのが一般的です。

通販サイトで「19cm」を見かけても、B6判であることと矛盾しません。むしろ判型を見分ける手がかりになります。

※画像はAIによるイメージ

氷の城壁の単行本は何巻まで?全14巻の発売日一覧

紙の単行本は全14巻で完結しています。発売日は次のとおりです。

巻発売日
1巻・2巻2023年7月4日(同時発売)
3巻2023年8月4日
4巻2023年9月4日
5巻2023年10月4日
6巻2023年11月2日
7巻2023年12月4日
8巻2024年1月4日
9巻2024年2月2日
10巻2024年3月4日
11巻2024年5月2日
12巻2024年7月4日
13巻2024年9月4日
14巻(最終巻)2025年2月4日

最初の1年はほぼ毎月刊行され、終盤は2〜5か月おきのペースでした。

ページ数は、集英社と国立国会図書館の書誌で確認できた巻で186〜209ページ(1巻200、8巻186、10巻204、11巻209、13巻194ページ)。巻によって20ページ程度の差があります。

TVアニメ第2期の告知によると、コミックスの累計発行部数は280万部(電子版含む、2026年5月末時点)。完結済みなので、今から揃え始めても続刊を待つ必要はありません。


紙の単行本の価格は?白黒の少年漫画との違い

紙の価格は、集英社の書籍情報で確認できた1巻・10巻が990円(税込)です。

白黒の新書判ジャンプコミックスは税込500円台の巻が中心なので、倍近い価格になります。

ただ、ここは単純に「割高」と比べるものではないと考えています。判型がひと回り大きいB6判で、しかも全ページカラー。紙や印刷の手間を考えると、白黒の新書判とは本の作りそのものが別物です。

なお、楽天ブックスでは1〜12巻セットが11,946円(税込)で案内されていました。全巻990円なら11,880円なので、後半には価格が少し上がった巻があるとみられます。各巻の正確な価格は、購入前に書店の商品ページで確認してください。


氷の城壁の単行本の特典は?紙版だけの応募企画

紙と電子の一番大きな違いは、ここにありました。紙のコミックスには、マーガレット本誌と連動した応募企画が数多く用意されていたのです。マーガレット公式サイトでは、電子版コミックスと電子版マーガレットには応募券が付かないと明記されていました。

紙版コミックスと連動していた主な企画

いずれも応募締め切りはすでに過ぎています。

巻内容方式
5巻オリジナルクリアポーチマーガレット21号または22号の応募券と合わせて全員プレゼント
6巻雨宮家の犬「ポン太」のぬいぐるみ抽選100名
8巻缶ペンケースマーガレット3-4合併号または5号の応募券と合わせて全員プレゼント
9巻ウッぴーTシャツ抽選200名
11巻春夏秋冬のミニアクキー4個セット抽選100名
12巻オリジナル手ぬぐいマーガレット15号または16号の応募券と合わせて全員プレゼント
13巻どうぶつアクリルセットマーガレット19号または20号の応募券と合わせて全員プレゼント
14巻どうぶつシール&アクリルスタンドSETマーガレット5号と6号の応募券2枚と合わせて全員プレゼント

表を見ると、全員プレゼントの多くは「コミックス+マーガレット本誌」の応募券をセットで送る仕組みです。単行本の購入者を本誌へ案内する役割も兼ねていたと読めます。

作品の担当がマーガレット編集部だからこそ、ジャンプコミックスの単行本とマーガレット本誌をつなぐ企画が組めたのでしょう。

中古で買う人が注意したいこと

中古品に応募ハガキが残っていても、企画はすべて終了しているため、今から応募はできません。「ハガキ付き」の表記は、プレゼントがもらえるという意味ではない点に注意してください。

11巻のように、応募のきまりが帯の折り返しに書かれていた巻もありました。帯込みで保存したい人は、状態を確かめてから買う方が安心です。

書店ごとの店舗特典は?

発売当時、書店ごとにイラストカードなどが付いた巻もありました。ただ、どの巻にどの店舗で何が付いたかを公式告知でまとめて確認できる情報は、今回見つけられませんでした。

店舗特典は数量限定が基本です。発売から時間が経った今、新品を買っても付く可能性は低いと考えておくのが現実的です。

単行本版だけのおまけは電子版にもある?

作品公式Xでは14巻について、電子版も同日配信予定とあわせて、巻末に単行本版だけのおまけを収録と告知されていました。ここでの「単行本版」は、タテヨミ版と区別した呼び方と読むのが自然です。

紙と電子の単行本版に同じおまけが入っているかどうかは、公式に明言された情報を確認できていません。気になる人は、電子書店の試し読みや商品説明で確認するのが確実です。


電子版との違いは?紙と電子どちらが合う?

電子版も全ページカラーなので、色の面では紙と同じです。違いは、判型・価格・応募企画・読む環境にあります。

項目紙の単行本電子の単行本版
色フルカラーフルカラー
判型B6判端末の画面サイズ次第
価格(税込)1巻・10巻は990円多くの巻が792円、11巻845円、14巻880円
応募企画の応募券付いていた(受付終了)付かない
保管場所本棚が必要不要

電子の価格は、BOOK☆WALKERの作品ページで確認したものです。10巻で比べると、紙990円に対して電子792円で、差は198円です。

電子書店では期間限定の無料版や割引が行われることもあります。価格は変わりやすいので、購入前に複数のストアを見比べてみてください。

紙の単行本が合いそうな人

  • B6判の大きめの紙面で、色づかいや表情をじっくり眺めたい
  • 全14巻を本棚に並べたい
  • 好きな場面をパラパラと何度も見返したい

電子の単行本版が合いそうな人

  • 通勤中や寝る前に、スマートフォンで少しずつ読みたい
  • 本棚のスペースが限られている
  • まず数巻読んで、自分に合うか確かめたい

タテヨミ版が合いそうな人

もともとの縦スクロールの読み心地で味わいたいなら、タテヨミ版という選択肢もあります。電子書店によっては序盤の話が無料で読めることもあります。ただし、ブックライブではタテヨミ版はダウンロードやオフライン閲覧ができないと案内されているので、移動中に読みたい人は注意が必要です。

※画像はAIによるイメージ

アニメ第2期と一緒に楽しむなら?

TVアニメ『氷の城壁』第2期は、電撃オンラインなどが伝えた公式発表によると、2026年10月1日から毎週木曜23時56分〜、TBS系全国28局で放送中です。

仕事終わりに1話見て、気になった場面だけ原作で見返す。こういう楽しみ方に、フルカラーの単行本はとても向いています。アニメの色彩と原作の色づかいがつながって見えるので、白黒の原作と行き来するよりも場面を思い出しやすいはずです。

テレビの横に紙の単行本を置いておくのも、スマートフォンで電子版を開いておくのも、どちらも相性がよさそうです。


星野悠の考察:単行本は「縦の物語を横に組み直した本」

ここからは私見です。

『氷の城壁』の単行本で面白いと感じるのは、縦スクロールの作品を、見開きでめくる本の形に組み直している点です。

阿賀沢紅茶さんは電撃オンラインのインタビューで、ウェブトゥーンと紙の漫画の違いについて語っています。そこで紹介されていたのが、登場人物同士のメッセージアプリでのやり取りの例でした。縦スクロールでは、指の動きと画面の流れが重なり、やり取りをその場で見ているような感覚に近づくという趣旨です。

この作品は、言葉にできない気持ちや、返事を待つ間の沈黙が大切な物語です。縦読みでは、その「間」が画面の余白として流れていきます。単行本では、それが見開きの中に収まり、前後のコマと並んで一度に見渡せるようになります。

同じ場面でも、縦読みは時間の流れとして、単行本は一枚の構図として受け取りやすくなる。そう考えると、タテヨミで読んだ人が単行本で読み直す価値は十分にありそうです。

B6判という大きめの判型も、淡い色の重なりで感情を伝えるこの作品には合っていると感じます。ただし、判型が選ばれた理由について出版社の公式な説明は確認できていないため、ここはあくまで私の受け止め方です。

これから買う人にとって、紙版の応募企画や店舗特典はもう選ぶ理由になりません。だからこそ、この作品の空気を、手元の紙で眺めたいか、画面で気軽に追いたいかで選ぶのが、いちばん満足しやすい選び方だと思います。


まとめ

『氷の城壁』の漫画単行本は、白黒ではなく全ページフルカラーです。紙は集英社ジャンプコミックスのB6判(約18.2cm×12.8cm)で、全14巻で完結しています。

新書判の漫画より高さで約0.9cm、幅で約1.6cm大きいので、本棚の内寸は事前に確認しておくと安心です。紙版にはマーガレット本誌と連動した応募企画がありましたが、受付はすべて終了しています。

色の面で紙と電子に差はありません。じっくり眺めたいなら紙、手軽に読み進めたいなら電子、元の読み心地を味わいたいならタテヨミ版。アニメ第2期と並べて、4人のもどかしい青春を自分に合った形で楽しんでみてください。


よくある質問

タテヨミ版と単行本版は、物語の内容が違いますか?

どちらも同じ物語を描いた作品で、違いは主に読む形です。タテヨミ版は縦スクロール、単行本版はページをめくる形に組み直されています。14巻の巻末おまけのように、単行本版だけに収録された要素もあります。

氷の城壁はもともとどこで連載されていた漫画ですか?

2020年1月からLINEマンガで連載され、2022年4月に完結しました。集英社のマンガアプリ「マンガMee」でも掲載されています。

マーガレットの企画があったのに、なぜジャンプコミックスなのですか?

単行本のレーベルはジャンプコミックスですが、作品はマーガレット編集部が担当しています。そのため、紙の単行本の応募企画はマーガレット本誌と連動していました。

電子版の単行本もフルカラーですか?

はい。電子版は「単行本版【フルカラー】」として配信されており、紙と同じく全ページカラーです。

文:星野悠

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