『落第賢者の学院無双』の原作小説は「小説家になろう」発で、Web版は現在削除されています。アニメの続きは漫画5巻、結末まで知りたいなら書籍版1巻から読むのが近道です。
いま原作小説を正式に読めるのは、角川スニーカー文庫の書籍版(全8巻・完結)です。
この記事では、なろう時代の旧タイトル、カクヨムで見かける「よく似た別作品」の見分け方、そしてアニメの続きの読み方を整理しました。
さらに、「漫画と小説、自分にはどちらが合うか」を目的別・生活ペース別に判断できるよう、読み方の選び方もまとめています。
落第賢者の学院無双の原作小説は「なろう」発?カクヨムでは読める?
結論から並べます。
- 原作小説の出発点:小説投稿サイト「小説家になろう」
- なろう版の現在:同サイトから削除済みで、Web上では読めない
- カクヨム:本作の本文は、2026年10月時点で確認できる範囲では見当たらない(似た名前の別作品はある)
- 今読める原作小説:角川スニーカー文庫(KADOKAWA)の書籍版、全8巻・完結
2026年夏のアニメで本作を知って「原作をWebで読めないかな」と探した方は多いはずです。
ただ、無料のWeb版にはたどり着けません。
Web版の削除に加えて、なろう時代のタイトルが今とまったく違っていたことも、探しにくさの原因になっています。
カクヨムについては、白石新さんの名義で本作が投稿された形跡を見つけられませんでした。
「ない」と言い切れる公式発表があるわけではないので、ここでは「確認できる範囲では掲載されていない」と表現しておきます。
「なろうで読めない」なら、どこへ向かえばいい?
検索してここに来た方がいちばん知りたいのは、「じゃあ今どうすれば読めるの?」という点だと思います。
答えはシンプルで、原作小説を読むなら書籍版、アニメの続きをすぐ追うなら漫画版です。
どちらを選ぶかは、後半の「目的別の選び方」で詳しく整理しています。先に結論だけ知りたい方は、そちらから読んでも大丈夫です。
落第賢者の学院無双のなろう時代の旧タイトルは?Web版が消えた経緯
旧タイトルの表記
本作は、白石新さんが「小説家になろう」に投稿したWeb小説がスタート地点です。
当時の題名は、本編タイトルに長い副題がついた次の形でした。この記事では副題の中ほどを省略して表記します。
『落第賢者の学院無双 〜ああ賢者…(一部略)…と言われてから400年が経過した。〜』
省略した部分は、古い国民的RPGで主人公が倒れたときに王様がかける、おなじみの台詞をもじったものです。
ユーモアたっぷりの副題で、今の書籍版タイトルとは「落第賢者の学院無双」の部分しか重なっていません。
現在の名前で検索してもなろう版が出てこないのは、削除に加えてこの改題も影響していると考えられます。
公開開始時期について分かっていること
Web版の公開開始は、海外の翻訳作品データベースなど英語圏の作品情報では2018年と紹介されています。
ただ、なろう側のページがすでに残っていないため、日本語の一次情報で開始日を確かめることはできませんでした。
「2018年ごろに始まったとされる」と受け止めておくのが安全です。
書籍化と、その後の削除
KADOKAWAの書誌情報によると、書籍1巻は2019年10月1日に角川スニーカー文庫から発売されました。なろう上のWeb版は、その後に削除されています。
削除の時期や理由について、作者や出版社の公式な説明は確認できる範囲では見当たりません。
そのため「書籍化以降に削除された」としか言えないのが正直なところです。
Web版を探すときに気をつけたいこと
削除済みのWeb小説を探していると、本文を転載したと思われるページや、出どころの分からない保存データにたどり着くことがあります。
そうしたページは作者や出版社が認めたものではない可能性が高く、内容が正確かどうかも分かりません。
作品を応援する意味でも、正規に販売・配信されている書籍版や漫画版で読むのがいちばん安心です。
Web版と書籍版の違いは?「大幅加筆」から読み取れること
Web版を読んだことがある人ほど、「書籍版を買う意味はあるの?」と気になりますよね。
KADOKAWAの書籍ページでは、1巻はWeb発の作品を大幅加筆して書籍化したと案内されています。つまり、Web版をそのまま紙にしたものではありません。
一方で、どの場面が追加され、どこが変わったのかを章ごとに示した公式の対照表は見当たりませんでした。ここを想像で埋めるのは控えます。
確実に言える違いはタイトルです。
Web版の副題は「400年が経過した」という時間の流れを笑いに変えたものでした。
書籍版の副題は「二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双」となり、二度の転生と魔剣という具体的な要素が前面に出ています。
個人的には、副題から「魔剣」という言葉が新たに加わった点に注目したいです。
Web版の雰囲気をそのまま残すより、主人公の戦い方や設定を最初から読者に伝える方向へ、作品の見せ方を組み直した様子がうかがえます。
Web版が読めない今、この加筆版が実質的に唯一の原作小説です。
Web版を覚えている方にとっても、「整え直された完全版」として手に取る価値は十分あると考えます。
Web版と書籍版の違いを一覧で整理
確認できている範囲だけを表にまとめます。分からない部分は推測で埋めていません。
| 項目 | Web版(なろう) | 書籍版(スニーカー文庫) |
|---|---|---|
| 現在の状態 | 削除済み | 全8巻・完結 |
| 副題 | 〜ああ賢者…(一部略)…と言われてから400年が経過した。〜 | 〜二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双〜 |
| 公開・発売開始 | 2018年ごろとされる(日本語一次情報は未確認) | 2019年10月1日 |
| 本文の違い | ― | 大幅加筆(具体的な差分は公式に示されていない) |
| イラスト | なし | 魚デニムさん |
| 確認時点 | 2026年10月 | 2026年10月 |
書籍版にはイラストが入る点も、Web版との分かりやすい違いです。
キャラクター原案の魚デニムさんの絵は、アニメのクレジットにも名前が並んでいます。アニメから入った方にとっては、絵の面でも「つながり」を感じやすいはずです。
カクヨムで見つかるのは別作品?名前の似た3作品を比較
「カクヨムで見つけた!」と思った方は、ここを確認してみてください。
カクヨムには『劣等賢者の学院無双 〜現代知識と努力チートで世界最強〜』という作品があります。一文字違いですが、作者も主人公も別の作品です。
さらに、なろう発の人気作『一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた』の副題は「〜落第剣士の学院無双〜」です。こちらも検索結果で並びやすい一作です。
| 作品名 | 作者 | 主人公 | 主な掲載先 |
|---|---|---|---|
| 落第賢者の学院無双 | 白石新 | エフタル | 書籍版(スニーカー文庫) |
| 劣等賢者の学院無双 | 蒼月浩二 | アレン | カクヨム |
| 一億年ボタン〜落第剣士の学院無双〜 | 月島秀一 | 別の主人公 | なろう・書籍版 |
補足として、カクヨムの作品ページでは『劣等賢者の学院無双』は連載中の表示で、全39話・約7.7万字、最終更新は2020年10月12日となっていました(2026年10月の確認時点)。
『一億年ボタン』は、作品の書誌情報によると2019年2月になろうで投稿が始まり、富士見ファンタジア文庫から書籍化されています。
書籍1巻の発売は2019年10月で、「落第」「学院無双」を含む2作品が同じ月に書店へ並んだことになります。
見分け方はシンプルです。
- タイトルが「落第賢者」か、「劣等賢者」「落第剣士」か
- 主人公が「エフタル」かどうか
読み始めてエフタルが登場しなければ、別作品の可能性が高いと考えてよさそうです。
なぜこんなに似たタイトルが並ぶのか
「賢者」「学院」「無双」は、2010年代後半のWeb小説で特に人気を集めた言葉の組み合わせです。
強い主人公が学校という舞台で実力を示す、という構図は読者にとって分かりやすく、似た言葉を選ぶ作品が増えたのは自然な流れだと考えられます。
だからこそ、検索するときは作者名「白石新」を一緒に入れるのがおすすめです。タイトルだけで探すより、ずっと迷いにくくなります。

落第賢者の学院無双の書籍版は全何巻?発売日と読める場所
原作小説を読むなら書籍版です。KADOKAWAの書誌情報をもとに、基本情報を整理します。
- 正式タイトル:落第賢者の学院無双 〜二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双〜
- 著者:白石新
- イラスト:魚デニム
- レーベル:角川スニーカー文庫(KADOKAWA)
| 巻 | 発売日 |
|---|---|
| 1巻 | 2019年10月1日 |
| 2巻 | 2020年2月1日 |
| 3巻 | 2020年7月1日 |
| 4巻 | 2020年9月1日 |
| 5巻 | 2020年12月26日 |
| 6巻 | 2021年6月1日 |
| 7巻 | 2021年10月29日 |
| 8巻(完結) | 2022年3月1日 |
約2年半で8巻、物語を最後まで描き切ったシリーズです。
平均すると、およそ4か月に1冊のペースで刊行されていました。2020年は3巻・4巻・5巻と1年のうちに3冊が出ており、もっとも勢いのあった時期と言えそうです。
電子書籍で読むときのチェックポイント
仕事帰りにすぐ読みたい方には、電子書籍が便利です。
KADOKAWA作品を探すなら、同社が運営する電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」を最初に見ておくと迷いにくいです。
そのほか、普段使っている電子書籍ストアで「落第賢者」と検索すると、書籍版と漫画版の両方が見つかるはずです。
ただし、配信の有無、価格、読み放題サービスの対象かどうかは時期によって変わります。
この記事では断定せず、購入前に各ストアの最新ページで確認することをおすすめします。
検索で迷わないためのコツ
電子書籍ストアでは、書籍版と漫画版が同じ「落第賢者の学院無双」の名前で並びます。
見分けるポイントは副題です。
- 「二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双」→ 小説(書籍版)
- 「二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録」→ 漫画版
アニメと同じ副題が漫画版、と覚えておくと間違えにくいです。
書籍版で描かれる物語
主人公は、現代から異世界へ転生し、人生のすべてを魔導の研究に注いだ大賢者エフタルです。
前世では「雷神皇」の称号を持つほどの実力者でした。それでも魔導の頂には届かず、才能の限界を知って失意のまま生涯を閉じます。
それから400年後。二度目の転生を果たしたエフタルは、前世の知識と力を引き継いだまま魔法学院へ入学します。
ところが400年のあいだに魔法文明はすっかり衰え、彼にとって当たり前の魔法が、周囲には奇跡のように映る世界になっていました。
「落第」と呼ばれた賢者が、実は誰も届かない高みにいる。このギャップこそが、本作の痛快さの源です。
星野悠が注目したい読みどころ
個人的に面白いと感じるのは、エフタルが「頂点を極めた人」ではなく、一度は限界を知って生涯を終えた人として描かれている点です。
最初から最強の主人公とは違い、届かなかった過去を抱えたまま二度目の人生に臨んでいる。
だからこそ、400年後の世界で周囲を驚かせる場面にも、単なる爽快感だけでなく「今度こそ」という静かな重みが感じられそうです。
痛快な学院ものとして気軽に読みつつ、エフタルが何を求めて魔導を続けるのかに目を向けると、物語の味わいが一段深くなると思います。
落第賢者の学院無双は媒体ごとにタイトルが違う?4つの副題を整理
本作をややこしくしているのは、媒体ごとに副題が違うことです。
| 媒体 | 副題 |
|---|---|
| なろう版(削除済み) | 〜ああ賢者…(一部略)…と言われてから400年が経過した。〜 |
| 書籍版(完結) | 〜二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双〜 |
| 漫画版(連載中) | 〜二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録〜 |
| テレビアニメ | 〜二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録〜 |
漫画版はスクウェア・エニックスの「マンガUP!」で、けんたろうさんが連載しています。
アニメのタイトルは漫画版と同じです。
アニメ公式サイトのクレジットでは、原作の白石新さんに加えて、漫画のけんたろうさん、キャラクター原案の魚デニムさん、掲載誌「マンガUP!」が並んで表記されています。
このことから、アニメはコミカライズ版をベースに映像化されたとみられます。
「魔剣」と「魔術師」、副題に表れた見せ方の違い
書籍版は「魔剣で無双」、漫画版とアニメは「Sランクチート魔術師冒険録」。
同じエフタルの物語なのに、剣を前に出すか、魔術師を前に出すかが違います。
書籍版の副題は、剣と魔導の両方を操る主人公像を想像させます。
一方の漫画版は「魔術師の冒険」とすっきり絞り込み、さらに「Sランク」「チート」というゲーム的な言葉で強さを一目で伝えています。
あくまで私の受け取り方ですが、小説は「設定の濃さ」を、漫画は「ひと目での分かりやすさ」を優先した言葉選びに見えます。
副題を見比べるだけで、媒体ごとの狙いの違いが透けて見えるのは面白いところです。
落第賢者のアニメの続きは漫画・原作小説の何巻から?
アニメの続きは漫画5巻(第15話付近)から、結末まで知りたいなら書籍版1巻から読むのがおすすめです。
テレビアニメは、2026年7月1日から9月16日までTOKYO MXほかで放送された全12話でした。
最短で続きを読むなら漫画5巻
アニメのベースになった漫画版で続きを追うのが、いちばん迷わない方法です。
アニメ最終話の内容は、ファンによる解説記事などでは漫画5巻の第14話付近にあたり、続きは同じ5巻の第15話付近からが目安と整理されています。
公式の対応表ではないので、迷ったら5巻の冒頭から読み直すと取りこぼしがありません。
アニメ放送開始時の報道では、漫画版のシリーズ累計が180万部を突破したと紹介されていました。
最新9巻は2026年7月7日に発売され、マンガUP!での連載も続いています。
結末まで知りたいなら書籍版を1巻から
物語の行き着く先まで見届けたい方には、完結済みの書籍版が向いています。
ただし書籍版は大幅加筆されたうえ、漫画版とは描き方の順序や細部が異なる可能性もあります。
アニメ最終話が小説の何巻にあたるかは公式に示されていないため、途中の巻から入るより1巻から読むほうが安心です。
- アニメと同じ絵柄・流れで続きを追いたい → 漫画5巻から
- 物語の結末まで一気に知りたい → 書籍版1巻から
- 両方楽しみたい → 漫画で続きを追いつつ、書籍版で先の展開を確かめる
なお、アニメ第2期については、確認できた範囲では制作決定の発表は見当たりません(2026年10月時点)。
目的別「どれから読む?」早見表
ここまでの情報を、読者の目的ごとに整理しました。
| こんな人 | おすすめの入口 | 理由 |
|---|---|---|
| アニメの直後の展開をすぐ知りたい | 漫画5巻 | アニメのベースになった媒体で、絵柄も流れもそろう |
| アニメの内容を少し振り返りたい | 漫画5巻の冒頭 | 対応話数は公式の対応表ではないため、少し前から読むと安心 |
| 物語の結末まで知りたい | 書籍版1巻 | 全8巻で完結済み。途中の巻との対応は公式に示されていない |
| 新刊を待つ楽しみも味わいたい | 漫画版 | 連載が続いており、新刊が出る可能性がある |
| 文章で設定をじっくり味わいたい | 書籍版1巻 | Web版から大幅加筆されており、設定の濃さを楽しめる |
迷ったときは、「今夜すぐ続きが知りたいか」「最後まで一気に知りたいか」で選ぶと決めやすいと思います。

忙しい人はどう楽しむ?アニメ・漫画・小説の時間の使い方
仕事が忙しいと、「全部追いかけるのは大変そう」と感じますよね。
ここでは、確認できている巻数・話数をもとに、生活のペースに置き換えて考えてみます。時間はあくまで目安です。
アニメを見返すなら
アニメは全12話です。一般的な30分枠のテレビアニメと同じ長さだと考えると、全話で5時間前後のボリュームになります。
平日に1話ずつなら約2週間半(12日分)、週末に4話ずつなら3回の週末で見終えられる計算です。
続きを漫画で読む前に、最終話付近だけ見返しておくと、5巻へスムーズに入れます。
漫画で続きを追うなら
アニメの続きにあたる5巻から最新9巻までは、5冊分です。
漫画は1冊を1〜2回の休憩時間で読めることも多いので、仕事終わりの30分に1冊ずつ進めれば、1週間ほどで最新刊に追いつけそうです。
追いついたあとは、新刊を待ちながら楽しむスタイルになります。
小説で結末まで読むなら
書籍版は全8巻です。文庫のライトノベルは1冊を数回に分けて読む方が多いので、平日に少しずつ進めるとじっくり楽しめます。
週末に1冊ずつ読むなら、およそ2か月で完結まで届く計算です。
「漫画は平日の30分、小説は週末にまとめて」と分けると、どちらも無理なく続けやすいと思います。
落第賢者の学院無双がアニメ化まで届いた理由は「漫画先行」?
ここからは私なりの見立てです。公式発表ではなく、確認できる時系列をもとにした考察として読んでください。
小説より5日早く始まった漫画版
けんたろうさんの漫画版は、2019年9月26日にマンガUP!で連載が始まりました。書籍1巻の発売(2019年10月1日)より5日早いスタートです。
なろう発の人気作を振り返ると、書籍化とコミカライズの間には時間が空くことが少なくありません。
たとえば『転生したらスライムだった件』は、書籍1巻が2014年5月、漫画連載の開始が2015年春でした。
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』も、書籍1巻が2014年1月で、コミカライズの開始はその数か月後です。
書籍の手応えを見てから漫画化が動く、という流れが自然だと考えると、本作の「漫画が小説より先に走り出した」スタートはかなり珍しい部類だと言えそうです。
出版社をまたいで、小説(KADOKAWA)と漫画(スクウェア・エニックス)がほぼ同時に始動した点からも、当初から複数の媒体で育てる計画があったのではないかと考えています。
小説完結後も4年以上続いた漫画のバトン
時系列を並べると、本作の特徴がよく見えます。
- 2019年9月:漫画連載スタート
- 2019年10月:書籍1巻発売
- 2022年3月:書籍版が8巻で完結
- 2025年6月:漫画8巻発売
- 2026年7月:アニメ放送開始、漫画9巻発売
小説が完結してから4年以上、漫画が作品の「現役の顔」として読者をつなぎ続け、そのままアニメの土台になった形です。
小説だけなら2022年でひと区切りでした。漫画が連載を重ねたことで、新しい読者が入ってくる入口がずっと開いていた。
この「入口を閉じなかったこと」が、アニメ化までの距離を縮めた大きな要因だと、私は見ています。
アニメ化の流れの中で見ると
ここ数年の異世界アニメでは、Web小説から書籍、そして漫画へと媒体を広げた作品が、漫画版の人気を追い風に映像化されるケースが目立つようになりました。
本作のように、アニメのタイトルそのものを漫画版にそろえる例は、その流れをはっきり示すものの一つと言えそうです。
アニメから入った人が、迷わず同じタイトルの漫画を手に取れる。この分かりやすさは、視聴者にとっても親切な設計です。
忙しい人ほど選びやすい「二本立て」
漫画版は約7年で9巻、平均すると1冊あたり9か月ほどのペースです。アニメが5巻付近まで進んだとすると、残る既刊は4巻分ほどになります。
一方で小説は完結済みです。読者は「漫画でじっくり待つ」か「小説で先に結末を知る」かを、自分のペースで選べます。
連載中の作品と完結済みの作品が同時に手元にある状態は、意外と貴重です。
仕事終わりの30分に漫画を1話ずつ、週末に小説をまとめて、という楽しみ方もできそうです。
これからの見通し
アニメで作品を知った人が増えたことで、漫画の新刊や書籍版の電子版に注目が集まる可能性は十分ありそうです。
ただ、なろう版の再公開やカクヨムでの新規掲載を示す発表は、現時点で確認できていません。
Web版の復活を待つより、書籍版か漫画版を手に取るほうが確実だと考えます。
アニメ第2期についても、現時点では制作決定の発表は確認できていません。ここからは予想になりますが、漫画の既刊がアニメの範囲より先に4巻分ほど進んでいる点は、続編を考えるうえでひとつの材料になりそうです。
もちろん、続編は売れ行きや制作体制など多くの条件で決まるため、公式発表を待つのがいちばん確実です。
あなたなら、漫画で続きを追いますか? それとも小説で結末を先に見届けますか?
まとめ
『落第賢者の学院無双』は「小説家になろう」発で、Web版は書籍化以降に削除されています。
今読める原作小説は、大幅加筆された角川スニーカー文庫の書籍版(全8巻・完結)です。
カクヨムでは本作の本文は確認できず、『劣等賢者の学院無双』など名前の似た別作品が見つかります。迷ったら、主人公エフタルの名前と作者名「白石新」を目印にしてください。
アニメの続きは漫画5巻から、結末まで知りたいなら書籍版1巻から。
今夜すぐ続きを知りたいなら漫画、週末にじっくり物語の行き着く先を見届けたいなら小説、と自分のペースで選んでみてください。
よくある質問
なろう版のタイトルで検索しても見つからないのはなぜ?
Web版自体がすでに削除されているためです。
さらに当時は「〜ああ賢者…(一部略)…と言われてから400年が経過した。〜」という今とは違う副題だったので、現在の書籍版タイトルで探しても行き着きません。
カクヨムで『落第賢者の学院無双』は読めますか?
2026年10月時点で確認できる範囲では、白石新さんの本作はカクヨムに掲載されていません。
カクヨムで見つかる『劣等賢者の学院無双』は、作者・主人公ともに異なる別作品です。
書籍版と漫画版、どちらを先に読むのがおすすめ?
アニメの雰囲気のまま楽しみたいなら漫画版、物語の結末を早く知りたいなら書籍版がおすすめです。
漫画版はアニメと同じ副題なので、アニメから入った方は違和感なく続きに入れます。
漫画版は完結していますか?
完結していません。けんたろうさんの漫画版はマンガUP!で連載が続いており、2026年7月7日に9巻が発売されています。
完結済みなのは、白石新さんの書籍版(2022年3月の8巻)のほうです。
アニメ2期は決まっていますか?
2026年10月時点で確認できた範囲では、第2期の制作決定は発表されていません。
最新情報はアニメ公式サイトや公式SNSで確認するのが確実です。
星野悠



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