「ここは俺に任せて先に行け」の作者は、原作小説がえぞぎんぎつねさん、漫画版の作画が阿倍野ちゃこさん、ネーム構成が天王寺きつねさんです。
キャラクター原案はDeeCHAさんが担当しています。2026年7月から放送のテレビアニメは、また別のスタッフ陣が手がけています。
こんにちは、星野悠です。仕事終わりの30分を、最高のアニメ時間にするためのヒントをお届けしているVODアニメ専門ライターです。
今回のテーマは「ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。」、通称「ここ俺」の作者についてです。
正直に言うと、私も最初は「原作者と漫画家、誰が誰だっけ?」と混乱した一人でした。
この作品は原作小説・キャラクター原案・漫画・ネーム構成・アニメと、関わっているクリエイターの数が意外と多いんですよね。
この記事では、それぞれの役割を整理したうえで、「自分は小説・漫画・アニメのどこから入るのが合っていそうか」まで判断できるようにまとめました。
ちょっと詳しい友人に教えてもらう感覚で、気軽に読んでみてください。
「ここは俺に任せて先に行け」の作者は誰?【結論】
結論から言うと、「ここ俺」はメディアごとに担当クリエイターが分かれている作品です。
「作者は誰?」と検索したとき、答えが1人に定まらないのはこのためです。
まずは全体像を表で確認しておきましょう。
| 担当 | クリエイター | 主な役割 |
|---|---|---|
| 原作(小説) | えぞぎんぎつね | 物語・世界観の生みの親 |
| 原作イラスト/キャラクター原案 | DeeCHA | キャラクタービジュアルの原点 |
| 漫画(作画) | 阿倍野ちゃこ | コミカライズ版の作画 |
| ネーム構成 | 天王寺きつね | コマ割り・セリフ配置など漫画の設計 |
| アニメ監督 | 神戸洋行 | テレビアニメ版の演出全体 |
| アニメ シリーズ構成 | 広田光毅 | アニメ全体の脚本構成 |
| アニメ キャラクターデザイン | まじろ | アニメ用のキャラクターデザイン |
つまり、物語を生み出したのは えぞぎんぎつねさん、漫画として描いているのは 阿倍野ちゃこさん と覚えておけば、まず迷うことはありません。
そこに「漫画の設計図を整える人」として天王寺きつねさん、「キャラクターの見た目の原点を作った人」としてDeeCHAさんが加わっている、という形です。
漫画版「ここ俺」の作者クレジットは?
漫画版「ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。」は、次のクレジット体制で制作されています。
- 原作:えぞぎんぎつね(GAノベル/SBクリエイティブ刊)
- 漫画:阿倍野ちゃこ
- ネーム構成:天王寺きつね
- キャラクター原案:DeeCHA
「漫画」を担当しているのが阿倍野ちゃこさん、そしてストーリーをコマ割りや台詞のテンポにまで落とし込む「ネーム構成」を天王寺きつねさんが手がけている、というのがこの作品の体制です。
この「ネーム構成」というクレジットは、一般的な漫画作品ではあまり見慣れない役割かもしれません。
私自身、最初にこのクレジットを見たとき「作画と原作の間に、もう一人スタッフがいるんだ」と少し意外に感じました。
ライトノベル原作を漫画化する際、原作の情報量をそのままコマに落とし込むのは実はかなり難しい作業です。
天王寺きつねさんがネーム構成として間に入ることで、原作小説の世界観やテンポを保ちながら、漫画としてのリズムに調整する役割を担っていると考えられます。
ちなみに「阿倍野」「天王寺」という名前の並びに、思わず目が留まった方もいるのではないでしょうか。
コンビとして名前を覚えやすいのも、このクレジットのちょっとした特徴だと感じます。
阿倍野ちゃことはどんな漫画家?作画面での魅力
阿倍野ちゃこさんは、この作品で作画(漫画)を担当しているクリエイターです。
コミックシーモアのレビューでも、絵のきれいさやキャラクターの男前ぶり、迫力ある画面を評価する感想が多く寄せられています。
キャラクターの表情や、緊張感のある対決シーンの描写に定評があることがうかがえます。
個人的に注目したいのは、主人公ラックが一人で魔神王と対峙し続ける場面の緊迫感です。
セリフだけでは伝わりにくい「孤独に耐え続けた10年」という重みを、コマの構図や表情で補っている点は、漫画版ならではの魅力だと考えています。
また、レビューの中には「キャラが個性的」「キャラが魅力的」「反応が可愛い」といったタグも見られます。
セルリスやシア、ルッチラといった女性キャラクターたちの表情の描き分けも、読者から支持されているようです。
コミックスは2026年7月7日時点で20巻まで刊行されています。
2019年8月3日の連載開始から長期にわたって描き続けられてきた、実績のあるシリーズだと言えます。
ここで少し問いかけです。皆さんは漫画を読むとき、ストーリーとキャラクターの表情、どちらに先に目が行くタイプですか?
私はどちらかというと表情から入るタイプなので、阿倍野ちゃこさんの描くキャラクターの「困り顔」や「照れ顔」に注目して読むのも面白そうだと感じています。
シリアスな場面とほのぼのした日常パートの落差が、表情ひとつで伝わってくるのがこの作品の読みどころのひとつです。
天王寺きつねの役割「ネーム構成」とは?
天王寺きつねさんは「ネーム構成」というクレジットで参加しています。
漫画制作におけるネームとは、簡単に言うとコマ割り・構図・セリフの配置を決める「設計図」のようなものです。
原作小説の文章をそのまま漫画にすると、情報が多すぎたり、逆に間が単調になったりすることがあります。
天王寺きつねさんは、えぞぎんぎつねさんの原作小説と阿倍野ちゃこさんの作画をつなぐポジションとして、物語のテンポやコマ割りの流れを整える役割を担っていると考えられます。
イメージしやすいように、一般的なコミカライズとの違いを整理してみます。
- 一般的なコミカライズ:原作者の文章をもとに、漫画家がネームと作画の両方を担当することが多い
- 「ここ俺」漫画版:ネーム(設計図)を天王寺きつねさん、作画を阿倍野ちゃこさんが分担している
正直、最初は「原作・漫画・ネーム構成」という3人体制がどう機能しているのか、私もピンときていませんでした。
ですが、レビューで「テンポが良い」「読みやすい」と評価されている点を見ると、原作の細やかな心理描写を残しつつ漫画のリズムに整える工夫が、読者にしっかり届いているのではないかと思います。
このバランスの良さには、天王寺きつねさんによるネーム構成の存在が大きく関わっているのではないか、というのが私の見立てです。
キャラクター原案DeeCHAと原作者えぞぎんぎつねの関係も整理
作者について調べるうえで、もう一人欠かせないのがキャラクター原案のDeeCHAさんです。
DeeCHAさんは原作小説(GAノベル版)のイラストも担当しており、ラックやセルリス、ゴランといったキャラクターたちのビジュアルの原点を作り上げた人物です。
漫画版のクレジットにも「キャラクター原案:DeeCHA」と明記されており、阿倍野ちゃこさんが作画を手がける際のキャラクターデザインの土台になっています。
原作小説は、えぞぎんぎつねさんによって2018年6月21日から2021年1月15日まで「小説家になろう」に連載されました。
その後、2019年2月15日から書籍版がGAノベル(SBクリエイティブ)より刊行されています。
書籍版は2026年7月時点で既刊8巻、漫画版と同時期に最新巻が発売されるペースで展開されています。
シリーズ累計発行部数は、2026年5月時点で445万部を突破しています。
ウェブ小説発の作品としては、かなりの規模に成長していることが分かる数字です。
ウェブ小説サイト発の作品は数多くありますが、445万部という規模まで広がっている作品はそう多くありません。
「ここは俺に任せて先に行け」という一言のインパクトだけでなく、10年という時間経過の設定や、帰還後の人間関係の再構築といったストーリーの奥深さが、長く読み継がれている理由なのかもしれません。
アニメ化でスタッフはどう変わった?漫画版との違い
2026年7月からはテレビアニメも放送されており、こちらは漫画版とはまた別のスタッフ体制になっています。
主なスタッフは以下のとおりです。
- アニメーション制作:月虹
- 監督:神戸洋行
- シリーズ構成:広田光毅
- キャラクターデザイン:まじろ
- 音楽:大隅知宇
- 放送:TOKYO MXほか
声の出演は、主人公ラックを梶原岳人さんが演じるほか、次のような顔ぶれです。
- セルリス:石川由依
- シア:相良茉優
- ルッチラ:M・A・O
- ミルカ:小坂井祐莉絵
- エリック:森川智之
- ゴラン:小山剛志
漫画版のキャラクターデザインの原点であるDeeCHAさんのイメージが、アニメ版ではまじろさんによって新たに落とし込まれている形になります。
こうして見ると「原作小説(えぞぎんぎつね・DeeCHA)」「漫画(阿倍野ちゃこ・天王寺きつね)」「アニメ(神戸洋行・広田光毅・まじろ)」と、メディアごとにクリエイター陣が分かれているのが、この作品の面白いところだと感じます。

同じキャラクターでも、担当するクリエイターによって微妙に印象が変わってくるのは、メディアミックス作品ならではの楽しみ方ではないでしょうか。
もし漫画版を読んでいる方なら、アニメ版を見比べてみると新しい発見があるかもしれません。
作者陣の違いから考える「小説・漫画・アニメ」どこから入る?
ここからは、作者を知ったうえで「自分ならどう楽しむか」を考えるための、星野悠なりの整理です。
担当クリエイターが違うということは、同じ物語でも味わえる魅力が少しずつ違うということでもあります。
以下は公式のクレジットとレビュー傾向をもとにした私見ですが、入口選びの参考にしてみてください。
物語の細やかな心理描写を味わいたい人は原作小説
えぞぎんぎつねさんの文章で、ラックの10年間や仲間への思いをじっくり追いたい人に向いていそうです。
既刊8巻(2026年7月時点)なので、腰を据えて読み進めたい人の選択肢になります。
テンポよく読みたい・キャラの表情を楽しみたい人は漫画版
阿倍野ちゃこさんの作画と天王寺きつねさんのネーム構成による、テンポの良さとキャラクターの表情が魅力です。
通勤時間や寝る前など、短い時間に1話ずつ読み進める楽しみ方とも相性が良さそうです。
声と音楽つきで世界観に入りたい人はアニメ版
梶原岳人さんをはじめとするキャスト陣の演技や、大隅知宇さんの音楽で作品に触れられます。
仕事終わりに「読む」元気がない日でも、映像なら気軽に楽しめるのがうれしいところです。
個人的には、まずアニメで世界観とキャラクターの関係をつかみ、気に入ったら漫画版で表情の描き分けを、さらに深く知りたくなったら原作小説へ、という順番も楽しそうだと考えています。
世間の反応・注目ポイントは?
コミックシーモアのレビュー欄では、平均評価4.5(投稿数210件)という高い評価がついています。
特に目立つのが、「タイトルで判断せずに読んでほしい」「タイトルの出オチ感がもったいない」という趣旨の声です。
私も同感で、タイトルだけを見ると単発ネタのコメディ作品のようにも見えます。
ですが実際には、仲間との信頼関係や、10年という時間を経たことによる人間関係の変化が丁寧に描かれた、王道の少年ファンタジー作品です。
タイトルの印象と中身のギャップこそが、この作品を語るうえで欠かせないポイントだと感じます。
ガンガンONLINEの連載情報を見ると、直近では2026年9月2日から9月9日にかけて「第57話-1 暗君」が公開されるなど、現在も継続してストーリーが更新されています。
コミックスは2026年7月7日発売の20巻が最新刊で、原作小説も第8巻がほぼ同時に発売されています。
両メディアが足並みをそろえて展開しているのも、注目したいポイントです。
考察・見通し:制作体制から見えてくるもの
ここからは筆者としての私見になります。
この作品のクレジット体制を見ていくと、「分業の丁寧さ」がヒットの一因になっているのではないかと考えています。
原作・キャラクター原案・漫画・ネーム構成という4つの役割がそれぞれ明確に分かれているのは、ウェブ小説発のメディアミックス作品としては比較的珍しい体制だと個人的には感じます。
一般的なコミカライズでは「原作」と「漫画」の2クレジットで完結することが多いなか、「ネーム構成」というポジションが独立してクレジットされている点は注目に値します。
これは、原作の情報量をきちんと漫画のテンポに翻訳しようという制作姿勢の表れではないかと考えられます。
長期連載でありながら20巻という巻数まで途切れずに展開できているのも、分業体制によって作画・構成それぞれの負担が適切に分散されているからではないか、というのが筆者としての見立てです。
また、2026年にアニメ化が実現し、原作小説・漫画・アニメの三媒体が同時期に展開されている状況は、シリーズ全体の勢いを象徴していると感じます。
累計発行部数445万部という数字は、アニメの放送をきっかけに作品を知る人が増えることで、今後さらに伸びていく可能性もありそうです。
ただし、これは公式発表ではなく、現在確認できる情報をもとにした私の見通しです。
漫画版を追っている読者にとっては、アニメで新たに描かれるキャラクターデザインや声の演技が、原作の解釈をさらに広げてくれる機会になりそうです。
個人的には、阿倍野ちゃこさんと天王寺きつねさんのコンビによる漫画版のテンポの良さと、DeeCHAさん由来のキャラクターデザインがこれからどう融合していくのか、引き続き注目していきたいと思っています。
まとめ
「ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。」の漫画版は、原作:えぞぎんぎつね、漫画:阿倍野ちゃこ、ネーム構成:天王寺きつね、キャラクター原案:DeeCHAという体制で作られています。
原作小説はえぞぎんぎつねさんが「小説家になろう」で連載を開始し、GAノベルから書籍化されました。コミカライズは2019年8月3日からマンガUP!で連載が始まっています。
2026年7月時点でコミックスは20巻、原作小説は8巻まで刊行され、シリーズ累計発行部数は445万部を突破しています。同年7月からはテレビアニメも放送中です。
アニメ版は監督・神戸洋行さん、シリーズ構成・広田光毅さん、キャラクターデザイン・まじろさんという、漫画版とは別の布陣です。
じっくり派なら原作小説、テンポよく楽しみたいなら漫画版、仕事終わりに気軽に触れたいならアニメ版と、自分のペースに合った入口を選べるのもこの作品の良さです。
気になった方は、まず漫画版の第1話かアニメの第1話から触れてみると、この作者陣が作り上げた世界観の入口が見えてくるはずです。
よくある質問
「ここは俺に任せて先に行け」の原作者は誰ですか?
原作小説の作者はえぞぎんぎつねさんで、GAノベル(SBクリエイティブ)から刊行されています。イラストはDeeCHAさんが担当しています。
漫画版の作画は誰が担当していますか?
漫画(作画)は阿倍野ちゃこさんが担当し、ネーム構成を天王寺きつねさんが手がけています。
「ネーム構成」とはどんな役割ですか?
コマ割り・構図・セリフの配置など、漫画の「設計図」にあたる部分を作る役割です。「ここ俺」では天王寺きつねさんが担当し、原作小説と作画をつなぐ位置にいると考えられます。
アニメ版のキャラクターデザインは誰ですか?
アニメ版のキャラクターデザインはまじろさんが担当しています。原作小説・漫画版のキャラクター原案であるDeeCHAさんとは、別のクレジットになっています。
漫画と原作小説は現在何巻まで出ていますか?
2026年7月時点で、コミックスは20巻(2026年7月7日発売)、原作小説は8巻まで刊行されています。最新の刊行状況は出版社の公式情報で確認するのがおすすめです。



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