「ここは俺に任せて先に行け」は完結しているのか、という疑問への答えは一つではありません。原作のWeb小説は全303話で完結済みですが、書籍版・コミカライズ・アニメは今も展開が続いています。
つまり「完結しているかどうか」は、どの媒体の話をしているかで答えが変わる作品です。
こんばんは、星野悠です。この記事では、Web版・書籍版・漫画版・アニメ版の状況を一つずつ整理します。そのうえで、「今からどこで楽しむのが自分に合っているか」まで判断できるようにまとめました。

「ここは俺に任せて先に行け」は完結してる?【まず結論】
先に結論を表にまとめます。ここを見るだけでも、今の状況がひと目で分かるはずです。
| 媒体 | 状況 | ポイント |
|---|---|---|
| Web小説版(小説家になろう) | 完結済み | 2018年6月21日〜2021年1月15日、全303話 |
| 書籍版(GAノベル) | 刊行継続中 | 2026年7月時点で既刊8巻 |
| コミカライズ(マンガUP!) | 連載中 | 2026年7月7日時点で既刊20巻 |
| テレビアニメ | 2026年7月6日放送開始 | 2026年9月時点で放送継続中を確認 |
※記事内の情報は2026年9月時点で確認したものです。刊行・放送状況は変わることがあるため、最新は各公式サイトで確認してください。
「結末だけを知りたい」なら、完結しているWeb版で物語の最後まで追えます。
一方で、「書籍やコミックスを集めていて、もう買い足す巻はないのか」を知りたい方にとっては、答えは「まだ続いています」です。検索した理由によって、知りたい答えが少し違ってくる作品なんですよね。
「ここは俺に任せて先に行け」とは?どんな作品か
この作品は、えぞぎんぎつね氏によるハイファンタジー小説です。イラストはDeeCHA氏が担当しています。
物語の始まりはとてもシンプルです。勇者パーティが魔神の大群に襲われた際、最強魔導士ラックが「ここは俺に任せて先に行け!」と仲間を逃がし、一人でその場に残ります。
ラックは特技「ラーニング」で敵の魔法を学びながら、休むことなく戦い続けます。その期間、なんと10年。
ようやく街に戻ってみると、自分はいつの間にか「伝説の英雄」として語り継がれていた――。いわゆる「浦島太郎系」のファンタジーです。
タイトルの一言は、本来なら物語の中で誰かが退場する直前に使われがちな、いわば「お約束」の台詞です。その台詞を言った人物が、まさかの10年後に帰ってくる。この設定のひねりこそが、作品の入口として強い魅力になっています。
個人的に注目したいのは、単なる無双劇で終わらない点です。「10年ぶりに帰った世界で、変わってしまった周囲とどう向き合うか」という部分にしっかり重きが置かれていて、ここが物語の温度を生んでいるように感じます。
Web小説版は完結してる?→2021年1月に完結済み
多くの方が一番気になっているであろう核心部分からお答えします。
「小説家になろう」に掲載されていたWeb版は、2018年6月21日に連載が始まり、2021年1月15日に完結しています。全303話、文字数にして65万8,701文字という大長編です。
つまり、無料で読めるWeb版は「途中で更新が止まっている」状態ではありません。きちんと最後まで書き切られた完結作品です。
「最終回まで読めるのか不安で手を出せなかった」という方も、ここはひとまず安心できるポイントだと思います。
個人的には、約2年7か月で65万字超を完結まで走りきったという事実だけでも、物語の着地点がしっかり見えていた作品なんだろうなと感じます。
全303話、仕事終わりに読むとどれくらいかかる?
ここは、この記事で特に整理しておきたい部分です。
全303話・65万8,701文字を単純に割ると、1話あたり平均で約2,170文字になります。
一般的な読書速度を1分あたり500文字前後と仮定すると、1話は約4〜5分で読める計算です。もちろん読む速さには個人差があるので、あくまで目安として見てください。
この目安で考えると、次のようになります。
- 仕事終わりの30分:1晩で約6〜7話
- 全303話を読み切るまで:毎晩30分なら約1か月半
- 全体の読書時間:合計でおよそ22時間前後
「長編」と聞くと身構えてしまいますが、1話が短いので通勤時間や寝る前のすき間で区切りよく読み進めやすい作りです。
スマホで「今日はここまで」と止めやすいのは、忙しい人にとって意外と大きなメリットだと思います。
書籍版(GAノベル)はどこまで進んでいる?
一方で、SBクリエイティブのGAノベルから刊行されている書籍版は、Web版とは別のスケジュールで動いています。
書籍版は2019年2月から刊行が始まり、2026年7月時点で既刊8巻です。Web版に加筆・修正が加えられた別バージョンとして展開されています。
ここで注意したいのが、Web版が完結していても、書籍版がすべて出尽くしているわけではないという点です。
Web版303話分のエピソードを、書籍という形でじっくり巻数を重ねながら刊行している最中、というイメージが近いと思います。
この点は意外と見落とされがちです。「完結してる?」と検索する方の中には、「もう続きを買う必要がないのか」を知りたい方も多いはず。書籍としてはまだ買い足せる巻が出てくる可能性がある、ということは覚えておいて損はありません。
Web版と書籍版、どちらで読むのがいい?
ここは目的によって選ぶのがおすすめです。
- 結末まで一気に知りたい人:完結済みのWeb版が向いています
- イラスト付きで手元に残したい人:書籍版が向いています
- 加筆・修正された形で楽しみたい人:書籍版を中心に追うと、Web版とは違う読み味が楽しめそうです
なお、書籍版の具体的な加筆内容やWeb版との違いは巻ごとに異なるため、ここでは断定を避けます。気になる方は各巻の公式紹介ページを確認してみてください。
コミカライズ(漫画版)は今も連載中
漫画版は、媒体の中でも特に動きが活発です。
阿倍野ちゃこ氏によるコミカライズは、スクウェア・エニックスの『マンガUP!』にて2019年8月3日から連載が始まりました。2026年7月7日時点で既刊20巻に到達しています。
ネーム構成には天王寺きつね氏、キャラクター原案には原作小説と同じくDeeCHA氏がクレジットされています。
掲載サイト「ガンガンONLINE」では、2026年9月2日〜9月8日にかけて第57話(暗君・前後編)が公開され、次回更新は9月9日予定と告知されていました。
つまり漫画版は「完結」どころか、まさに連載が進んでいる最中の作品です。
漫画版20巻ではどんな展開に入っている?
コミックス20巻のあらすじを見ると、次元の狭間での10年の戦いを終えて帰還したラックが、アークネスト帝都の奪還を目指す展開に入っているようです。
さらに、勇者エリックが、宿敵となってしまった友ヴィルフリートと向き合うくだりも描かれているとのこと。
ここまで来ると、物語は単なる「浦島太郎もの」から、それぞれの信念がぶつかる群像劇へと大きく広がっているのが分かります。
序盤の「伝説の英雄が帰ってきた」という痛快さとは、また違った重みのある展開です。Web版で結末を知っている方でも、漫画版でキャラクターの表情や間の取り方を味わうと、新しい発見がありそうです。
アニメ版の放送状況は?完結との関係を整理
検索される方が多いアニメについても整理しておきます。
テレビアニメは2026年7月6日からTOKYO MXほかで放送が始まり、2026年9月時点でも放送継続中であることを確認しています。
なお、7月スタートのアニメは秋口に放送が一区切りすることも多いため、10月以降の放送状況や続編の有無については、アニメ公式サイトで最新情報を確認するのが確実です。
スタッフ情報
- 監督:神戸洋行氏
- シリーズ構成:広田光毅氏
- キャラクターデザイン:まじろ氏
- 音楽:大隅知宇氏
- アニメーション制作:月虹
キャスト情報
- ラック:梶原岳人さん
- ゴラン:小山剛志さん
- セルリス:石川由依さん
- エリック:森川智之さん
- シア:相良茉優さん
ベテラン勢とフレッシュな顔ぶれが混在したキャスティングになっていて、「10年ぶりに帰ってきた英雄」と「変わった世界の人々」という作品の構図にも、どこか重なって見えるのが面白いところです。
Webラジオも配信中
アニメ放送に先駆けて、2026年6月26日からはWebラジオ「ここは俺に任せてラジオ聞け」がYouTubeで隔週金曜に配信されています。
パーソナリティは、作中でシア役を担当する相良茉優さんです。タイトルまで作品名をもじっているあたりに、作品全体の遊び心を感じます。
原作Web版はすでに完結しているのに、アニメ化のタイミングでここまでメディアミックスが動いているのは、原作の人気が長く続いている証拠だと考えられます。
世間の反応・注目ポイントは?
カクヨム版のレビューを見ると、王道の展開ながらきれいにまとまっている、視点を絞った軽やかな読み口が心地よい、といった好意的な声が見られます。
一方で、登場人物の背景描写がもう少し欲しかった、という指摘もありました。
こうした率直な感想が並んでいるのを見ると、単なる無双系の作品というより、読者に「この人物のことをもっと知りたい」と思わせるだけの存在感がある作品だと感じます。
個人的には、この「もっと知りたくなる余白」が、コミカライズやアニメでの掘り下げにうまくつながっているのではないかと考えています。文字だけでは想像に任されていた部分が、漫画やアニメでは表情や演技で補われるからです。
累計発行部数は2026年5月時点で445万部を突破しています。長期展開の作品としてかなりの規模に育っていると言えそうです。
今から楽しむならどこから?目的別の入り方
「完結しているのは分かったけど、結局どこから入ればいいの?」という方のために、目的別に整理してみます。
結末まで一気に知りたい人
完結済みのWeb版がいちばんの近道です。全303話が公開されているので、最後まで迷わず読み進められます。
気軽に作品の雰囲気をつかみたい人
まずはアニメから入るのが手軽です。テレビアニメの1話はおおむね30分枠なので、まさに仕事終わりの30分にちょうど収まるサイズ感です。
キャラクターの表情や関係性をじっくり味わいたい人
既刊20巻のコミカライズがおすすめです。アークネスト帝都奪還編のような、シリアスな群像劇へ広がっていく流れを絵で追えるのは漫画版ならではの楽しみ方です。
手元に残る形で作品を追いたい人
GAノベルの書籍版が向いています。加筆・修正版として展開されているので、Web版既読の方でも別の形で楽しめそうです。
星野悠のおすすめルート
個人的に「忙しいけれど、この作品をしっかり楽しみたい」という方に合いそうだと思うのは、アニメで雰囲気をつかむ → 気に入ったら漫画で関係性を深掘り → 結末が気になったらWeb版で最後までという順番です。
アニメで声と動きのイメージができると、漫画やWeb版を読むときにもキャラクターが自然と頭の中で動き出します。物語の結末を知る楽しみを最後に取っておけるのも、この順番のよいところです。
もちろん「ネタバレは気にしないから先に結末を知りたい」という方は、Web版から入っても問題ありません。
星野悠の考察:なぜ今「完結してる?」が検索されるのか
ここからは私見です。
この作品が今、「完結してる?」というキーワードで検索されやすくなっている一番の理由は、アニメ放送のタイミングと、原作Web版の完結というステータスがねじれて見えるからだと考えています。
アニメ化される作品というと、「まだ連載中で、続きが気になる作品」というイメージを持つ方も多いはずです。
ところがこの作品は、大元のWeb小説自体はすでに2021年に完結済み。にもかかわらず、書籍・漫画・アニメという形でメディアミックスが広がり続けているという、少し珍しい立ち位置にあります。
これは裏を返せば、「結末まで書き切られた物語だからこそ、安心して長期的にメディアミックスを展開できている」という見方もできるのではないでしょうか。
着地点が見えないまま長期化している作品とは違い、原作の結末がすでに固まっているぶん、漫画版もアニメ版も「その結末に向けてどう描くか」に集中できているように感じます。
今後の見通し(公式発表ではなく考察です)
ここからは公式発表ではなく、現在確認できる情報をもとにした考察です。
漫画版が現在アークネスト帝都奪還編を描いている段階であることを踏まえると、アニメが続編などでこのあたりのエピソードまで描かれていく可能性はあると筆者としては考えています。
原作という「地図」がすでに完成している分、今後のメディアミックスは比較的安定して進んでいくのではないかと予想しています。
ただし、アニメの続編の有無や放送クール数、書籍版の今後の巻数については、現時点で確定した情報としてお伝えできるものではありません。公式発表を待つ必要があります。
まとめ
改めて整理すると、「ここは俺に任せて先に行け」の状況は媒体によってはっきり分かれています。
- Web小説版:2018年6月21日〜2021年1月15日に連載、全303話で完結済み
- 書籍版(GAノベル):2026年7月時点で既刊8巻、刊行継続中
- コミカライズ(マンガUP!):2026年7月7日時点で既刊20巻、連載中
- テレビアニメ:2026年7月6日から放送開始
「完結しているかどうか」で迷ったら、まず「どの媒体の話をしているか」を分けて考えると分かりやすいはずです。
結末を知りたいならWeb版、雰囲気をつかむならアニメ、関係性を深く味わうなら漫画版。忙しい日々の中でも、自分に合った入口から気軽に触れられる作品だと思います。
さて、今夜はどの媒体から「ここ俺」の世界に触れてみますか?あなたの“今夜の一本”が見つかりますように。
よくある質問
「ここは俺に任せて先に行け」のWeb小説版はどこで読めますか?
「小説家になろう」で公開されており、全303話が完結した状態で読むことができます。
漫画版は今どこまで話数が進んでいますか?
2026年9月時点でガンガンONLINEにて第57話が公開されており、コミックスは既刊20巻(2026年7月7日発売)まで刊行されています。
書籍版はもう完結していますか?
2026年7月時点で既刊8巻が刊行されており、Web版が完結していても書籍版は刊行が続いている状況です。今後の巻数は公式発表を確認してください。
Web版を全部読むにはどれくらい時間がかかりますか?
全303話・約65万9千文字なので、1分500文字前後で読むと仮定した場合、合計でおよそ22時間前後が目安です。毎晩30分ずつなら約1か月半で読み終えられる計算になります。
アニメは原作のどのあたりまで描かれる予定ですか?
具体的にどこまで描かれるかは公式発表を待つ必要があります。原作・漫画ともにアークネスト帝都奪還編以降のエピソードが存在しているため、今後の展開にも注目が集まっています。



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