「猫と竜」の漫画は序盤なら無料で読めますが、全巻を完全無料で読む方法はありません。ピッコマ・マンガボックス・ニコニコボックス・Kindle・コミックシーモアの5つの公式サービスで、無料または割引価格で読み始められます。
ただし、2026年9月に確認した無料キャンペーンの多くは、10月の時点で期限を過ぎています。この記事では9月当時の公式表示をもとに、各サービスの特徴と、今から読む人が確認したいポイントを整理しました。

仕事終わりに「何か新しいマンガを読みたいな」と思ったとき、まず気になるのは「結局どこで読むのが一番おトクなの?」という点ですよね。
2026年夏にアニメ化されて話題になっている「猫と竜」は、配信サービスが多いぶん、どこの無料分が多いのか迷いやすい作品です。
ここでは、原作・アマラさん、キャラクター原案・大熊まいさん、漫画・佐々木泉さんによるファンタジー作品「猫と竜」を、5つの主要サービスごとに順番に比較します。
無料範囲を並べるだけでは終わらせません。「全体のうち何割を無料で読めるのか」「どのくらいの費用で何巻まで読めるか」「忙しい人ならどのサービスから入るとよいか」まで、判断できる材料をまとめていきます。
数字や期限は、記事執筆時点(2026年9月18日前後)に各サービスの公式ページで確認した内容です。その後のキャンペーン終了や変更もあり得るため、利用する際は最新の表示もあわせて確認してください。
「猫と竜」の漫画は無料で読める?【まず結論】
結論として、「猫と竜」の序盤は無料で読めますが、全巻を完全無料で読む方法はありません。
記事執筆時点で確認できた無料・割引の範囲は、次のとおりです。
- ピッコマ:話読み29話分が無料、巻読み2巻分が無料+2巻分が割引
- マンガボックス:3話が「毎日¥0」
- ニコニコボックス:4話が無料公開
- Kindle:1巻・2巻が無料、3巻85%オフ、4〜5巻45%オフ
- コミックシーモア:1巻・2巻が無料、会員登録で70%オフクーポン
ピッコマの巻読み(9月19日まで)、ピッコマの話読みとコミックシーモアの無料キャンペーン(9月29日まで)は、2026年10月時点ですでに期限を過ぎています。
キャンペーン終了後も、各サービスには通常の無料話や試し読みが用意されていることが多いです。ただ、範囲は時期によって変わるため、「9月時点の記録」として参考にしつつ、今の無料範囲は各公式ページで確認するのが確実です。
アニメ放送の時期はキャンペーンが重なりやすいので、セールが再び行われる可能性もあります。ただ、これは公式発表ではなく、これまでの傾向から見た個人的な見立てです。
「猫と竜」はどんな作品?無料で読む前におさらい
まず、作品の魅力を簡単におさらいしておきましょう。
物語の舞台は、深い森の奥です。
魔法を操る猫たちに育てられた一匹の火吹き竜が主人公です。猫たちからは親しみを込めて「羽のおじちゃん」、人間からは畏怖と敬意を込めて「猫竜」と呼ばれています。
竜の寿命はとても永く、代々生まれては旅立っていく猫たちを、静かに見守り続けています。これが物語の軸です。
冒険に出た王子と師匠の黒猫、孤児院で暮らす少女と魔法を教える白猫など、森を巣立った猫と人間の関係が群像劇のように描かれるのも大きな見どころです。
もともとは「小説家になろう」の短編作品で、異例の日刊ランキング1位を獲得したことで知られています。そこからコミカライズ、そして2026年夏のアニメ化へとつながりました。
個人的には、「一匹の竜が世代を超えて猫たちを見守り続ける」という時間の流れ方に、この作品ならではの切なさと温かさがあると感じています。
無料範囲だけでも作品の空気はつかめる?
ここ、読む前に気になるところですよね。
群像劇の作品は、エピソードごとに主役の猫や人間が入れ替わります。序盤の数話を読むだけでも「竜と猫の関係」「森を巣立つ猫たちの物語」という基本の形はつかみやすい構成です。
そのため、無料範囲は「自分に合う作品か」を見極めるのにちょうどよい入口だと考えられます。ほのぼのした空気が好きか、世代をまたぐ物語にぐっとくるかを確かめてから、続きを買うかどうかを決められます。
無料で読む前に知っておきたい「話読み」と「巻読み」の違い
5つのサービスを比べる前に、用語を一つだけ整理しておきます。
話読みは、連載の1話ずつを区切って読む方式です。ピッコマ・マンガボックス・ニコニコボックスがこのタイプにあたります。
巻読みは、単行本1冊分をまとめて読む方式です。Kindleやコミックシーモアはこちらが中心で、ピッコマは両方に対応しています。
「29話無料」と「2巻無料」は数字の単位が違うので、そのままでは多い・少ないを比べられません。この違いを頭に入れておくと、この先の比較がぐっと読みやすくなります。
①ピッコマで無料になっている話数・巻数は?
まずは、ピッコマでの無料状況です(2026年9月18日時点の公式キャンペーンページで確認した内容です)。
ピッコマの作品ページでは、「猫と竜」は全163話が配信されていました。そのうち29話分が無料で読めるキャンペーンが行われていました(対象期間は9月29日23:59まで)。
さらに巻読みでは、2巻分が無料、加えて2巻分が割引価格になるキャンペーンも用意されていました。
ただし、巻読みキャンペーンの対象期間は9月19日23:59までです。話読みキャンペーンの終了日(9月29日)とは日付が異なっていました。
つまり、「29話まで無料で読める話読み」と「2巻分が無料になる巻読み」は別々の企画で、終了のタイミングもずれていたということです。
ここで注意したいのが、「話読み」と「巻読み」で同じ内容を重複して購入してしまうケースです。
ピッコマの案内でも触れられているとおり、話読みは巻読みより先に配信されています。同じ内容を二重に購入しないよう気をつけたいポイントです。
まずは1話目から気軽に読み進めて、「続きが気になる」と思ったところで巻読みに切り替える流れが無駄の少ない読み方です。今後同じようなキャンペーンがあれば、巻読みの方が先に終わる可能性も意識しておくと安心です。
ピッコマの29話は、1日1話なら約1か月分
仕事終わりの楽しみとして考えると、29話という数字はイメージしやすく言い換えられます。
1日1話ずつ読むと、29話でちょうど約1か月分です。通勤や寝る前のちょっとした時間に、毎日1話ずつ楽しむペースに合いやすいボリュームと言えます。
また、全163話のうち29話は、割合にすると約18%です。物語全体のおよそ5分の1弱を無料で読めた計算になり、作品の雰囲気を判断するには十分な量だったと考えられます。
②マンガボックスの無料エピソードをチェック
続いて、マンガボックスの状況です(こちらも9月18日前後の公式アプリ表示にもとづく情報です)。
マンガボックスでは、「猫と竜」は全170話が配信されていました。そのうち3話が「毎日¥0」で読める形です。
更新は隔週金曜日のペースで続いています。記事執筆時点では「9月11日の更新は休載、次回更新は10月2日を予定」というアナウンスも出ていました。
話読み中心のピッコマに対して、マンガボックスは「無料話数は少なめだけれど、最新話まで継続して追いかけられる」タイプのサービスと言えそうです。
まとまった巻数を一気読みしたい人より、隔週の更新を楽しみに待てる人に向いている印象です。
なお、配信話数はピッコマの163話に対してマンガボックスは170話と、確認時点でサービスごとに差がありました。最新話をできるだけ早く追いたい方は、配信話数の違いも見比べておくと選びやすくなります。
全170話のうち3話は割合にすると約2%です。マンガボックスは「無料でたくさん読む場所」というより、「お試しで数話読んで、気に入ったら最新話まで追いかける場所」と考えると、役割がはっきりします。
③ニコニコボックスでの無料公開状況
もう一つ見逃せないのが、ニコニコの公式マンガサービス「ニコニコボックス」です。
こちらでも「猫と竜」が連載されており、4話が無料公開の対象になっていました。
ニコニコボックス版は2023年12月11日に連載が始まり、直近では2026年9月13日に更新されているロングラン作品です。
累計再生数は314万回を超え、コメント数は3万6千件以上、お気に入り登録は約3万件に迫っていました。じわじわとファンを増やし続けていることが数字からも伝わってきます。
カテゴリ別ランキングでは、2026年8月3日に過去最高の3位を記録しています。アニメ化のタイミングと合わせて、注目度が高まっていることがうかがえます。
無料話数だけを見るとピッコマより少なめです。それでも「連載開始から3年近くのデータが積み上がっている」点は、他のサービスにはない強みだと感じます。
コメントを読みながら作品を楽しめるのもニコニコボックスならではです。「ほかの読者がどこで反応しているか」を見ながら読みたい人には、ほかのサービスとは違う楽しみ方ができそうです。
④Kindleで「猫と竜」の無料巻・セール情報をチェック
「普段からKindleでマンガを読んでいる」という方も多いのではないでしょうか。
Kindle版の「猫と竜」は総巻数12巻です。記事執筆時点では、1巻と2巻が無料、3巻が85%オフ、4巻と5巻が45%オフというセールが行われていました。
12巻のうち2巻が無料なので、巻数ベースでは約17%を無料で読めた計算です。ピッコマの話読み(約18%)とほぼ同じ水準で、単位は違っても「序盤の5分の1弱」が無料という点は共通していました。
さらに、1巻・2巻はKindle Unlimitedの読み放題対象で、Amazonプライム会員向けの読み放題(Prime Reading)の対象にもなっていました。
つまり、Kindle Unlimitedに加入している方やプライム会員の方なら、追加の購入をしなくても1巻・2巻を楽しめる可能性が高いということです。
過去のセール履歴を見ると、2026年1月にも、1巻から11巻が50%から100%オフ、あるいは65%ポイント還元となる大型セールが行われていました。
このように、Kindleのセール内容は時期によって細かく変わります。「前に見たときと同じ条件だろう」と思い込まず、購入前に最新のセールページを確認することをおすすめします。
Kindleが向いているのはこんな人
- すでにKindle端末やKindleアプリを使っている人
- Kindle Unlimitedやプライム会員を利用している人
- 購入した巻を同じ本棚にまとめて管理したい人
逆に、Kindleを使ったことがない方が「猫と竜」のためだけに読み放題に加入するかどうかは、ほかに読みたい作品があるかどうかで判断するとよさそうです。読み放題の対象作品や料金は変わることがあるため、加入前に公式ページで条件を確認してください。
⑤コミックシーモアの無料巻とクーポンの使い方
コミックシーモアでは、「猫と竜」は確認時点で13巻まで配信されていました。
Kindle版の総巻数12巻とは数字が異なります。サービスごとに配信のタイミングがずれている可能性があるため、最新刊を購入したい方はそれぞれの作品ページで巻数を確認してください。
シーモアでは1巻・2巻が無料で読めるキャンペーンが行われていました(対象期間は9月29日まで)。さらに、会員登録で70%オフクーポンが使える案内も掲載されていました。
価格をわかりやすく整理すると、次のとおりです。
- 1巻:通常727ポイント(799円・税込)→クーポン適用で218ポイント(239円・税込)
- 3巻:90ポイント(99円・税込)
- 4巻:364ポイント(400円・税込)
巻が進むにつれて、少しずつ価格が上がっていく設定になっているのがわかります。
レビュー欄も非常に活発で、投稿数は155件、平均評価は5点満点中4.7点と高いスコアでした(レビュー数・評価はいずれも記事執筆時点にシーモアの作品ページに表示されていた数値です)。
レビューには、猫に育てられた長寿の竜が代々の猫たちを見守る、ほのぼのとしたファンタジーだと作品の空気感を伝える声がありました。巻数を重ねるほど面白くなるという感想も見られました。
4巻まで読むといくら?シーモア価格で試算
ここで、記事執筆時点のシーモアの表示価格をもとに、4巻まで読む場合の費用を計算してみます。
- 無料キャンペーン期間中の場合:1巻0円+2巻0円+3巻99円+4巻400円=合計499円(税込)
- キャンペーン終了後に1巻からクーポンを使う場合:1巻239円+3巻99円+4巻400円=738円(税込)+2巻の価格
2巻の通常価格は確認できていないため、後者は「2巻分を除いた目安」です。クーポンを使える対象や枚数にも条件があるので、実際の金額は購入画面で確認してください。
それでも、「序盤4巻を1,000円以内で読めるかどうか」が判断ラインになりそうだ、という目安はつかめます。キャンペーンの有無で数百円の差が出るため、急いでいなければセールのタイミングを待つ選択肢もあります。
結局どこで読むのがおすすめ?5サービス比較
ここまでの内容を整理すると、それぞれのサービスに得意分野があることがわかります。
| サービス | 無料の範囲(記事執筆時点) | 全体に対する無料の割合 | 無料期限の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ピッコマ | 話読み29話分・巻読み2巻分 | 話読みで約18%(29/163話) | 話読み9/29・巻読み9/19(終了済み) | 無料範囲が広く、まず全体像をつかみやすい |
| マンガボックス | 3話(毎日¥0) | 約2%(3/170話) | 常時更新型 | 隔週金曜更新で最新話まで追いやすい |
| ニコニコボックス | 4話 | 総話数は未確認 | 常時更新型 | 累計再生数314万超のロングラン人気作 |
| Kindle | 1巻・2巻無料+3巻以降セール | 約17%(2/12巻) | セール期間は変動 | Unlimited・Prime Reading対象も魅力 |
| コミックシーモア | 1巻・2巻無料+会員クーポン | 約15%(2/13巻) | 9/29まで(終了済み) | レビュー4.7点と評価の高さが安心材料 |
※割合は確認時点の配信数から筆者が計算した目安です。
割合で並べてみると、ピッコマの話読みとKindle・シーモアの無料巻は、いずれも全体の15〜18%前後でした。「話数で見るか巻数で見るか」の違いはあっても、無料で読める物語の量は大きくは変わらなかった、というのが比較して見えてきたポイントです。
筆者としての評価軸を一言添えるなら、「今すぐ無料分だけ読んでみたい」人にはピッコマの話読みが最も間口が広く、「これから習慣的に追いかけたい」人にはマンガボックスやニコニコボックスの継続配信が向いていると考えています。
一方、「気に入ったら手元に残したい」タイプの読者には、KindleやコミックシーモアでUnlimitedやクーポンを活用するのが、コストパフォーマンスの面で優れているというのが、比較してみた率直な印象です。
「とにかく無料範囲を広げたい」ならピッコマ、「Kindleで読み放題をよく使っている」ならKindle、「レビューを見ながらじっくり選びたい」ならコミックシーモア。普段の読書スタイルに合わせて選ぶのがよさそうです。
なお、配信状況・料金・キャンペーン内容はどのサービスでも変更される可能性があります。実際に利用する際は、各サービスの公式ページで最新情報を確認するのが確実です。
Kindleとコミックシーモアはどっちがおトク?
タイトルにもある「Kindleとシーモア、どちらで読むか」で迷っている方向けに、2つの違いを整理しておきます。
どちらも記事執筆時点では1巻・2巻が無料でした。違いが出るのは「3巻以降の買い方」と「すでに使っているサービスかどうか」です。
- Kindleが合いそうな人:Kindle UnlimitedやPrime Readingを使っている、Kindleアプリで本棚をまとめたい、セール時期に合わせて買いたい
- コミックシーモアが合いそうな人:初回クーポンを使って1冊を安く買いたい、購入前にレビューをじっくり読みたい、配信巻数の多さを重視したい
確認時点では、3巻はKindleが85%オフ、シーモアは99円(税込)と、どちらも大きく値引きされていました。そのため「3巻までなら大差は出にくい」と考えられます。
差が出やすいのは4巻以降です。どちらかで買いそろえ始めると本棚が分かれてしまうので、最初に「続きもこのサービスで買うか」を決めてから読み始めるのがおすすめです。
忙しい人は「猫と竜」をどう読み進める?
「仕事終わりの30分を、最高のアニメ時間に。」というこのブログのテーマに合わせて、忙しい人向けの読み方も考えてみました。
平日の夜に少しずつ読みたい人
ピッコマやマンガボックスの話読みは、1話ずつ区切って読めるのが利点です。
エピソードごとに主役が変わる群像劇なので、1日1話でも話が途切れた感じになりにくい作品だと考えられます。寝る前に1話だけ、というペースとの相性がよさそうです。
マンガボックスの隔週金曜更新に合わせて「金曜の夜は最新話の日」と決めておくと、週末の入り口に小さな楽しみが一つ増えます。
休日にまとめて楽しみたい人
週末にまとめて読みたい方は、Kindleやコミックシーモアで巻単位で読む方が流れをつかみやすいはずです。
無料の1〜2巻を一気に読んで、気に入ったら3巻以降を購入する。この「土曜に無料分、日曜に続きを判断」という流れなら、週末の時間を無駄なく使えます。
アニメと並行して楽しみたい人
アニメから作品を知った方は、原作の序盤を無料範囲で読み、アニメでは映像や音楽を味わう、という楽しみ分けもできます。
アニメ版の放送範囲が原作のどこまでにあたるか、続きは何巻から読めばよいかといった疑問は、話が広がりすぎるためこの記事では扱いません。続きの読み始めを探している方は、原作の続き情報を確認するのがおすすめです。
「猫と竜」を安心して読むための注意点
無料で読む方法を探していると、公式ではないサイトにたどり着いてしまうことがあります。
作者や出版社に正当な対価が届かないだけでなく、端末やアカウント情報の安全面でも心配があります。この記事で紹介した5サービスは、いずれも公式に作品を配信しているサービスです。
あわせて、次の点も確認しておくと安心です。
- 無料キャンペーンには期限がある(今回も9月で終わったものがある)
- 「話読み」と「巻読み」で同じ内容を重複して買わない
- クーポンは対象作品や利用条件を確認してから使う
- 読み放題の対象作品は入れ替わることがある
特に「無料」という言葉は、キャンペーン中の一部の巻や話を指していることがほとんどです。全話が無料という意味ではない点だけは覚えておいてください。
星野悠が注目したポイント
ここからは、記事を書きながら個人的に感じたことを少しお話しさせてください。
まず率直に驚いたのは、これだけ多くのプラットフォームで同時に「猫と竜」の無料キャンペーンが動いていたことです。
これは単なる偶然というより、2026年夏のアニメ化に合わせて、各サービスが新しい読者の入口を広く用意しようとした動きだと考えられます。
アニメ化に合わせて原作の無料範囲を広げる施策自体は、このジャンルでは珍しくありません。
たとえば「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」のようにアニメ化で注目を集めた作品でも、配信サービスで原作の序盤巻を無料やセールで読めるキャンペーンが展開されてきました。
「1巻・2巻を無料にして、続きを購入してもらう」という設計は、そうした人気作のケースを見ても、業界である程度定番になりつつある手法だと言えそうです。
その中で「猫と竜」が興味深いのは、単に1巻・2巻を無料にするだけではない点です。ピッコマのように「話読み」と「巻読み」という2種類の無料枠を並行して用意していました。
あらすじだけを少し読みたい読者と、まとまった巻でじっくり読みたい読者の両方を取り込もうとする、やや踏み込んだ施策だと筆者は見ています。
そして今回、割合に直して比べてみて気づいたのが、サービスごとに見せ方は違っても、無料で読める量はおおむね「序盤の15〜18%前後」にそろっていたことです。
話数で見ると29話と多く感じ、巻数で見ると2巻と少なく感じますが、実際の物語量はほぼ同じ。数字の印象に振り回されず、「自分が使い慣れたサービス」で選んでも損はしにくい、というのが筆者なりの結論です。
もう一つ興味深いのは、ニコニコボックス版が2023年末という早い段階から連載を続け、累計再生数やコメント数を地道に積み上げてきた点です。
先ほど挙げた「薬屋のひとりごと」も、コミカライズが時間をかけて読者を増やしながらアニメ化へつながった作品の一つです。「猫と竜」のニコニコボックス版にも、それと似たロングラン型の育ち方を感じます。
派手なヒットではなく、長い時間をかけてファンを増やしてきたからこそ、アニメ化という節目を迎えられたのではないか、というのが筆者の見立てです。
これは作品のテーマとも重なっていて面白いところです。永い時間をかけて猫たちを見守る竜の物語が、作品そのものも時間をかけて読者に広がってきた、と考えると少し味わい深く感じられます。
また、無料範囲は「話数」「巻数」「クーポン」と単位がバラバラで比較しにくいものです。逆に言えば、自分の生活リズムに合わせてサービスを選べる余地が大きいとも言えます。
忙しい人ほど、「まずは1話だけ」と気軽に試せるピッコマやマンガボックスから入り、続きが気になったらKindleやシーモアで巻をまとめて購入する、という段階的な読み方が現実的ではないかと思います。
主題歌にも触れておくと、アニメ版ではOPをsuis from ヨルシカさんによる「猫日」、EDをshallmさんによる「ただいまの場所」が担当しています。
原作を無料範囲で読んでから、この2曲を聴きながらアニメを追いかけると、猫と竜が積み重ねてきた長い時間の流れが、より立体的に感じられるはずです。
EDのタイトルにある「ただいま」という言葉は、森を巣立っていく猫たちと、帰る場所として待ち続ける竜の関係を連想させます。原作を少し読んでから聴くと、曲名の受け取り方が変わってくるかもしれません。

今から「猫と竜」を読むならどうする?
9月のキャンペーンは一部終わってしまいましたが、今から読み始める方は、次の順番で確認すると迷いにくくなります。
1. 普段使っているサービス(KindleやPrime会員など)で、今の無料範囲を確認する
2. 特に使っているサービスがなければ、ピッコマやマンガボックスで無料話を数話読んでみる
3. 気に入ったら、続きを「話読み」で追うか「巻」で買いそろえるかを決める
4. 巻で買うなら、KindleとシーモアでセールやクーポンIの有無を比べる
まず無料分で自分に合うかを確かめ、そのあとで「どこで続きを読むか」を決める。この順番なら、余計な出費をしにくくなります。
タイプ別:最初に開くならこのサービス
迷ったときのために、読者のタイプ別に「最初の一歩」を整理しておきます。
- とにかく今夜、無料で少し読みたい:ピッコマかマンガボックスの無料話
- ほかの読者の反応も楽しみたい:ニコニコボックスのコメント付きで読む
- プライム会員・Kindle Unlimited会員:まずKindleで1〜2巻が対象か確認
- 評判を見てから決めたい:コミックシーモアのレビュー欄をチェック
どれを選んでも、最初の判断材料になる量はほぼ同じです。普段の生活の中で「いちばん開きやすいアプリ」から始めるのが、続けやすさの面ではいちばんだと思います。
まとめ:「猫と竜」を無料で読むならこの5サービス
「猫と竜」を無料またはおトクに読む方法をまとめると、話数重視ならピッコマ・マンガボックス・ニコニコボックス、巻単位で手元に残したいならKindleやコミックシーモア、という住み分けになります。
記事執筆時点では、いずれのサービスも1巻から2巻前後、または数話〜29話が無料・割引になっていて、まず気軽に触れてみるハードルはかなり低い状態でした。
割合に直すと、ピッコマの話読みやKindle・シーモアの無料巻は全体の15〜18%前後で、無料で読める物語の量に大きな差はありませんでした。
ピッコマでは話読み(9月29日まで)と巻読み(9月19日まで)で期限が異なり、どちらもすでに終了しています。今後キャンペーンが行われる場合も、期限が別々に設定される可能性を覚えておくと、購入のタイミングで迷わずに済みます。
全巻を完全無料で読む方法はありませんが、序盤だけでも作品の空気は十分に伝わります。
読み進めるうちに「この猫はどんな子に育つんだろう」「羽のおじちゃんは次に誰と出会うんだろう」と、続きがどんどん気になってくる作品です。ぜひ自分に合ったサービスで、最初の1話を開いてみてください。
よくある質問
「猫と竜」は完全無料で全巻読めますか?
いいえ。記事執筆時点では1巻から2巻前後が無料またはセール価格になっているのみで、全巻を完全無料で読む方法はありません。3巻以降は割引価格や通常価格での購入が必要です。
Kindle UnlimitedやPrime会員なら追加料金なしで読めますか?
記事執筆時点では、Kindle版の1巻・2巻がKindle UnlimitedとPrime Readingの対象でした。それぞれの会員なら、追加の購入をせずに読める可能性が高いです。ただし対象範囲は変更されることがあるため、利用前に公式ページで確認してください。
ピッコマの無料キャンペーンで注意することはありますか?
9月には、話読み29話分(9月29日まで)と巻読み2巻分(9月19日まで)という、期限の異なる2種類の無料企画が同時に行われていました。どちらも現在は終了しています。話読みと巻読みで同じ内容を二重に買わないよう注意しましょう。
Kindleとコミックシーモアで巻数が違うのはなぜですか?
確認時点では、Kindle版が12巻、コミックシーモアが13巻まで配信されていました。サービスごとに配信のタイミングがずれている可能性があります。最新刊を買いたい方は、利用するサービスの作品ページで配信巻数を確認してください。
コミックシーモアで4巻まで読むといくらかかりますか?
記事執筆時点の表示価格では、無料キャンペーン期間中なら1〜2巻0円、3巻99円、4巻400円で、合計499円(税込)が目安でした。キャンペーンやクーポンの条件によって金額は変わるため、購入画面で確認してください。
話読みと巻読み、無料で読める量が多いのはどちらですか?
確認時点の数字で割合を出すと、ピッコマの話読みは全163話中29話で約18%、Kindleの無料巻は全12巻中2巻で約17%でした。単位は違っても、無料で読める物語の量はほぼ同じ水準です。読みやすい形式で選んで問題ありません。
キャンペーンが終わった今からでも無料で読めますか?
各サービスには、キャンペーンとは別に通常の無料話や試し読みが用意されていることが多いです。ただし範囲は時期によって変わるため、読み始める前に各サービスの作品ページで現在の無料範囲を確認してください。



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