猫と竜」は『このマンガがすごい』受賞作?レーベルの関係と評価を解説

森の中で子猫たちに囲まれて優しく微笑む火吹き竜、温かい雰囲気のファンタジーイラスト 原作・漫画情報
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「猫と竜」は『このマンガがすごい!』の受賞作ではありません。宝島社の「このマンガがすごい!comics」レーベルから刊行されている作品です。

「猫と竜」というタイトル、最近あちこちで見かけませんか。

原作小説は「小説家になろう」の日刊ランキングで、短編としては異例の1位を獲得しました。2026年7月にはテレビアニメも始まり、シリーズ累計は140万部を突破しています。注目度がいま大きく上がっている作品です。

「実際どのくらい人気なの?」「なぜ『このマンガがすごい』という名前が出てくるの?」と感じている方も多いと思います。

VODアニメ専門ライターの星野悠が、原作・コミカライズ・アニメ化までの流れと、この作品が評価されている理由を整理していきます。賞の有無だけでは分からない人気の測り方や、忙しい人向けの楽しみ方も紹介します。

「猫と竜」は『このマンガがすごい』受賞作?【まず結論】

最初に結論をまとめます。

  • 『このマンガがすごい!』は、宝島社のコミックレーベル名です。「猫と竜」はこのレーベルから単行本が出ています。
  • 今回確認できた範囲では、「猫と竜」が文学賞やマンガ賞を受賞したという公式発表は見当たりませんでした。
  • 一方で、原作小説はなろうの日刊ランキングで短編として異例の1位を獲得しています。原作者のアマラさんには、別作品でのなろうコン大賞受賞歴があります。

「このマンガがすごい」と聞くと、毎年のマンガランキング本を思い浮かべる方も多いはずです。

ただ、「猫と竜」の場合に出てくるのはレーベル名としての「このマンガがすごい!」です。ランキング入りや受賞と混同しやすいため、まずこの違いを押さえておくと、検索結果の情報も読み違えにくくなります。


「猫と竜」と『このマンガがすごい!』はどんな関係?

あらためて、「このマンガがすごい」との関係を詳しく見ていきます。

「このマンガがすごい!comics」は、宝島社が展開しているコミックレーベルの名称です。「猫と竜」はこのレーベルから単行本が刊行されています。

連載は「このマンガがすごい!WEB」とマンガボックスで続いています。宝島社側の作品情報によると、2017年9月から続く長い連載です。

さらに、宝島社の公式コラムサイトでは「猫と竜」のロングレビュー記事が公開されています。作中カットと一緒に、作品の魅力が詳しく紹介されている記事です。

このコラムでは漫画家本人のコメントが紹介されることもあるそうで、単なる紹介記事より読み応えのある内容になっています。

「人間の言葉を話し、魔法を使う猫が、竜を育てる」という一風変わった設定に、多くの読者や編集部が注目しているのでしょう。こうした特集が組まれているのはそのためだと個人的には感じています。

先ほど触れたとおり、いわゆる文学賞・マンガ賞の公式な受賞発表は、今回確認できた情報の中には見当たりませんでした。

一方で、原作小説は「小説家になろう」の日刊ランキングで、短編として異例の1位を獲得しています。この実績が、多くの読者に知られる大きなきっかけになったと考えられます。

長期連載でありながら特集記事が組まれ続けているという事実は、レーベル側がこの作品を「長く続く看板作品」として位置づけている表れだと筆者は見ています。


「猫と竜」の基本情報を一覧で確認

ここで、作品の基本情報を表にまとめておきます。

項目内容
漫画佐々木泉
原作アマラ
キャラクター原案大熊まい
発行宝島社(このマンガがすごい!comicsレーベル)
連載媒体このマンガがすごい!WEB、マンガボックス
連載開始2017年9月
コミック既刊13巻(2026年7月24日時点)
シリーズ累計140万部突破(単行本・文庫本・コミックス合計)
スピンオフ「猫と竜 ミケミケのねこねこギルド」(2025年11月〜コミックシーモアで連載)
TVアニメ2026年7月放送開始、全12話のオムニバス構成予定
公式な受賞歴作品自体の受賞発表は確認できず

部数や巻数は今後も更新される可能性があります。最新の情報は宝島社や公式サイトであわせて確認してみてください。


「猫と竜」とはどんな物語?あらすじとキャラクターの魅力

漫画を担当しているのは佐々木泉さん、原作はアマラさん、キャラクター原案は大熊まいさんです。

  • 漫画:佐々木泉
  • 原作:アマラ
  • キャラクター原案:大熊まい
  • 発行:宝島社(このマンガがすごい!comicsレーベル)

物語の舞台は、深い深い森の奥です。

その森で、生まれる前に実の親を失った一匹の火吹き竜が、偶然出会った一匹の母猫に育てられます。

猫たちは、空を飛び、火を噴く、ちょっと変わったこの存在を家族として迎え入れました。

竜は猫たちから「羽のおじちゃん」と呼ばれて慕われています。人間からは、畏怖と敬意をこめて「猫竜」と呼ばれる存在です。

森の猫たちの中には、成長して縄張りを求め、人間と一緒に暮らし始める子もいます。

冒険の旅に出た王子の師匠を務める黒猫、孤児院でものぐさな少女に魔法を教える白猫、冒険者ギルドの看板猫になった猫。それぞれの猫にきちんと物語があるのが魅力です。

※画像はAIによるイメージ

「竜が子猫に狩りを教える」という日常のワンシーンからも分かるように、壮大なファンタジー世界でありながら、根っこにあるのはとても優しい絆の物語なんですよね。

猫と竜という、一見つながりのなさそうな二つの存在に、実は共通点も多い。宝島社のロングレビューは、そんな視点からこの作品を読み解いているのが面白いところです。

物語はオムニバス形式で、話ごとに違う猫や人間との出会いと別れが描かれます。この構成が、作品の読みやすさにつながっていると感じます。

一つの長い物語を追いかける体力がなくても、話ごとに主役が入れ替わるこの構成なら、途中から読み始めても置いていかれにくいはずです。初めて手に取る読者にとってはうれしいポイントではないでしょうか。


シリーズ累計140万部突破!「猫と竜」コミック展開の歩み

「猫と竜」は、「小説家になろう」発の人気ファンタジーとして注目を集め、そこからコミカライズされたシリーズです。

コミック版は佐々木泉さんの手で2017年に連載が始まりました。宝島社の公式書籍ページの発行情報によると、2026年7月24日時点で13巻まで刊行されています。

さらに、ノブヨシ侍さんが漫画を担当するスピンオフ「猫と竜 ミケミケのねこねこギルド」も、2025年11月からコミックシーモアで連載が始まりました。

そして大きなニュースが、2026年7月からのテレビアニメ放送です。

テレビアニメ「猫と竜」公式サイトの放送開始時のニュースリリースによると、単行本・文庫本・コミックスを合わせたシリーズ累計発行部数は140万部を突破しています。

小説・コミック・スピンオフと、ここまで長く複数の形で展開しているシリーズは、それだけ多くの読者に支持されてきた証だと言えるでしょう。

2017年の連載開始から約9年かけて積み上げた数字だと考えると、一気に火がついたというより、地道にファンを増やしてきた結果の140万部だと見ることもできそうです。

なお、部数やキャンペーンなどの数値は今後さらに更新される可能性があります。最新の情報は公式サイトや各配信サービスであわせて確認してみてください。


TVアニメ「猫と竜」はいつから?放送局・配信・主題歌まとめ

「猫と竜」のアニメは、2026年7月から始まっています。

放送局と開始日時は以下のとおりです。

  • TOKYO MX:7月4日(土)21:00〜
  • BS日テレ:7月6日(月)23:30〜
  • 読売テレビ:7月7日(火)25:29〜
  • 長崎文化放送:7月8日(水)25:20〜
  • AT-X:7月9日(木)23:30〜

配信は、dアニメストアとABEMAで6月27日(土)21:30から、地上波より一週間早い先行配信が行われました。そのほかの配信サービスでも、7月4日以降に順次配信が始まっています。

アニメーション制作はOLM Division3、シリーズ構成は広田光毅さんです。

局によって放送時間帯にかなり幅があるのは深夜アニメ枠ならではの事情です。それでも先行配信を用意しているあたりに、原作ファンやコミックファンをできるだけ取りこぼさないための配慮を感じます。

※画像はAIによるイメージ

主題歌にも注目したいところです。オープニングテーマはsuis from ヨルシカさんの「猫日」、エンディングテーマはshallmさんの新曲「ただいまの場所」です。

suisさんの、少し切なさを含んだ透明感のある歌声は、猫と竜と人間たちが積み重ねてきた長い時間を感じさせる本作の空気によく合っていると個人的には思います。

shallmさんの「ただいまの場所」は、タイトルからも分かるように、エピソードごとの「出会いと別れ」というテーマに寄り添った曲です。エンディングで流れることで、一話一話の余韻をやわらかく締めくくってくれる印象があります。

主題歌を意識して見るなら、オープニングで「長い時間の流れ」を感じ、エンディングで「帰る場所」に戻ってくる、という一話の輪郭として聴いてみるのもおすすめです。オムニバス形式の作品なので、毎話この区切りがあることで気持ちを切り替えやすくなりそうです。

キャストも実力派がそろっています。猫竜役は子安武人さんで、井上喜久子さんや花江夏樹さんといった声優陣も名を連ねています。

放送は全12話のオムニバス構成の予定です。2026年9月時点で、先行配信・一般配信ともに終盤の話数まで進んでいました。最終話の配信状況や見逃し配信の扱いはサービスごとに変わる可能性があるため、視聴前に各サービスの公式ページで確認しておくと安心です。


原作者アマラさんの経歴と評価されるポイント

原作者アマラさんの経歴が気になる方もいるかもしれません。

アマラさんは、別作品「神様は異世界にお引越ししました」で第2回なろうコン大賞を受賞してデビューした作家です。

この受賞は「猫と竜」とは別の作品によるものです。それでも、アマラさんが早い段階から高く評価されてきた書き手であることがよく分かります。

著作には「地方騎士ハンスの受難」シリーズ、「猫と竜」、「神様は異世界にお引越ししました」シリーズなどがあり、いずれも宝島社などから刊行されています。

キャラクター原案の大熊まいさんは、元ゲーム会社勤務で、現在はフリーのイラストレーターとして活動しています。

漫画担当の佐々木泉さんも、「墨戯王べいふつ」や「江南行」など複数の著作を持つベテラン漫画家です。「猫と竜」は、こうした実力派のスタッフが集まって作られている作品なんですね。

「受賞作かどうか」を調べている方にとっては、作品そのものの受賞はなくても、原作者には受賞歴があり、作品には異例のランキング実績があるという整理が、いちばん実態に近い答えだと思います。

個人的には、作り手の経歴を知ってから読むと、また違った角度で作品を楽しめると感じています。


受賞歴がなくても人気は分かる?星野悠が見る3つの物差し

「賞を取っていないなら、本当に人気があるのか分からない」と感じる方もいるかもしれません。

そこで、受賞歴の代わりに作品の勢いを判断する物差しを3つ挙げてみます。ここは公式発表ではなく、確認できる事実をもとにした筆者の整理です。

1つ目は「連載の長さ」です。 2017年9月から2026年まで、約9年続いている連載です。人気が続かなければ長期連載にはなりにくいので、安定した支持の目安になります。

2つ目は「累計部数の中身」です。 140万部という数字は、単行本・文庫本・コミックスの合計です。小説で読む人とマンガで読む人、両方から支持されているシリーズだと読み取れます。

3つ目は「展開の広がり方」です。 コミカライズに加えてスピンオフ連載が始まり、さらにテレビアニメ化と、媒体を広げ続けています。出版社や制作側が、この作品にまだ伸びしろがあると見ている表れだと考えられます。

賞は作品の評価を知るうえで分かりやすい目印ですが、それだけがすべてではありません。この3つを見ると、「猫と竜」は話題が一瞬で終わる作品ではなく、長く読み継がれてきたタイプの人気作だと言えそうです。


「猫と竜」はどんな人に合いそう?

作品の特徴から、次のような方には特に合いそうです。

  • 猫が好きな方:猫たちがそれぞれ個性を持って活躍し、主役として描かれます。
  • 優しい物語で一日を締めくくりたい方:育ての親と子、師匠と弟子など、温かい関係性が物語の中心です。
  • 長編ファンタジーを追いかける時間が取りにくい方:オムニバス形式なので、一話ずつ区切りながら楽しめます。
  • 大人向けの落ち着いたファンタジーを探している方:冒険者ギルドや魔法学校、王都などの世界観も丁寧に描かれています。

反対に、一人の主人公の大きな冒険や、連続する派手な展開を毎話期待する方には、少しゆったりした印象を受けるかもしれません。

その場合は、主役が入れ替わる「短編集を読む感覚」で見ると、作品のリズムに合わせやすいと思います。


忙しい人なら「猫と竜」をどう楽しむ?

仕事終わりに見るなら、どのくらいの時間がかかるのかも気になりますよね。

アニメは全12話の予定です。一般的な深夜アニメと同じく1話を約24分とすると、全話で約4時間48分になります。ここは公式の放送時間ではなく、一般的な尺をもとにした目安です。

この目安で考えると、楽しみ方は次のように選べます。

  • 平日に1話ずつ:約2週間半で見終えられます。オムニバス形式なので、毎晩1話で区切っても物語が中途半端に終わりにくいのが利点です。
  • 週末にまとめて:土曜と日曜に6話ずつなら、1日約2時間24分です。
  • 気になる猫の回だけ先に:主役が話ごとに変わるので、黒猫・白猫・ギルドの看板猫など、興味のある話から見ても入りやすい構成です。

アニメで気に入ったら、コミック13巻、スピンオフ、原作小説と、楽しみを広げる先がたくさんあるのもこのシリーズの強みです。

まずはアニメで世界観に触れ、気になったエピソードを原作でじっくり読む。そんな「アニメは入口、原作は深掘り」という楽しみ方もできそうです。


星野悠の考察:異種を育てる系ファンタジーの中で「猫と竜」が支持される理由

ここからは、筆者としての率直な見立てです。

近年のなろう発コミカライズを見渡すと、「異なる種族が親子のように寄り添う」というテーマ自体は珍しくありません。

ただ、その多くは主人公一人の成長や冒険を軸にした長編です。それに対して「猫と竜」は、一話完結に近いオムニバス形式をとっています。ここが大きな違いだと感じます。

長寿の竜を「見守る側」に置き、代替わりしていく猫たちや人間との関わりを短編のように描く。この構造は、忙しい毎日を送る読者にもすっと入りやすい作りです。

一話完結型の物語は、すきま時間の視聴や、疲れた夜に一話だけ見る楽しみ方と相性がよい傾向があります。その意味で、2026年夏クールの中でも新しい視聴者が入りやすい作品だったのではないかと考えています。

また、「竜が猫に育てられる」という設定は、一歩間違えると子ども向けのファンタジーに見えがちです。実際には冒険者ギルドや魔法学校、王都といった要素も丁寧に描かれていて、大人が読んでも十分楽しめる作りになっています。

このバランス感覚こそが、単なる「かわいい系ファンタジー」で終わらず、シリーズとして長く続いてきた理由の一つだと筆者は考えています。

さらに、原作小説がなろうの日刊ランキングで短編として異例の1位を獲得したことは、当時としても珍しい成功例だったと言えます。

長編の異世界転生ものが主流だったなろう発の作品の中で、短編は比較的目立ちにくい存在だったはずです。

それでもコミカライズ、そしてアニメ化までたどり着いた流れそのものが、この作品の物語としての完成度の高さを裏づけているように思います。

今後は、2026年7月に始まったアニメをきっかけに、これまでコミックやラノベに触れてこなかった層にも作品の魅力が広がっていくと予想されます。

オープニングとエンディングを人気アーティストが手がけていることも、音楽ファンから新たな注目を集めるきっかけになりそうです。

アニメから原作を読み始める読者が増えれば、シリーズ全体の評価や注目度はさらに上がっていくのではないかと個人的には見ています。


まとめ

今回は、「猫と竜」と『このマンガがすごい!』の関係、そして作品の魅力を整理しました。

「猫と竜」は、宝島社の「このマンガがすごい!comics」レーベルから刊行されている人気ファンタジーです。漫画は佐々木泉さん、原作はアマラさん、キャラクター原案は大熊まいさんが担当しています。

シリーズ累計は140万部を突破しています。2026年7月にはテレビアニメが始まり、コミックは13巻まで発売されています。

作品自体の公式な受賞発表は確認できませんでした。ただ、原作小説はなろうの日刊ランキングで短編として異例の1位を獲得しており、原作者のアマラさんもなろうコン大賞の受賞歴を持つ実力派です。

一話ずつ区切って楽しめるオムニバス形式なので、仕事終わりの30分にもぴったりです。猫と竜、そして人間たちが紡ぐ温かい絆の物語を、この機会にのぞいてみてはいかがでしょうか。


よくある質問

「猫と竜」は何らかの賞を受賞した作品なの?

今回確認できた範囲では、「猫と竜」自体が特定の文学賞やマンガ賞を受賞したという公式発表はありませんでした。ただし原作小説は「小説家になろう」の日刊ランキングで、短編として異例の1位を獲得しています。なお、原作者アマラさんは別作品「神様は異世界にお引越ししました」でなろうコン大賞を受賞しています。

「このマンガがすごい!」のランキングに入った作品なの?

「猫と竜」で出てくる「このマンガがすごい!」は、宝島社のコミックレーベル「このマンガがすごい!comics」の名前です。ランキング入りや受賞を意味するものではないので、混同しないよう注意してください。

「猫と竜」のコミック最新刊は何巻まで出ている?

2026年7月24日時点で、コミックは13巻まで発売されています。ノブヨシ侍さんによるスピンオフ「猫と竜 ミケミケのねこねこギルド」も、2025年11月から連載中です。

「猫と竜」のアニメはどこで見られる?

TOKYO MX・BS日テレ・読売テレビ・長崎文化放送・AT-Xで順次放送されました。配信は、dアニメストアとABEMAで地上波より一週間早い先行配信があり、そのほかの配信サービスでも順次配信されています。全12話のオムニバス構成の予定です。配信状況は変わる可能性があるため、最新情報は各サービスの公式ページで確認してください。

「猫と竜」は途中の話から見ても楽しめる?

オムニバス形式で話ごとに主役が変わるため、途中から見ても入りやすい作りです。竜と猫たちの関係を土台から味わいたい方は、第1話から見ると世界観をつかみやすいでしょう。

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