猫と竜」の時系列と読む順番|小説・コミック・アニメの楽しみ方

深い森の中、火を噴くオリジナルの竜と、その足元に寄り添う数匹のオリジナルデザインの猫たちが夕暮れの光に照らされている幻想的なシーン 原作・漫画情報
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「猫と竜」の読む順番に迷ったら、刊行順(第1巻→第7巻→スピンオフ→続刊)がいちばん自然です。

「猫と竜」は一直線の年表ではなく、短編を積み重ねて時間が流れていくファンタジーです。そのため、刊行順に読むことが、そのまま時系列をたどる近道になります。

テレビアニメは2026年7月に放送が始まり、ABEMAでは6月27日(土)夜9時30分から、地上波より1週間先行で配信もスタートしています。

アニメ放送をきっかけに、「猫と竜、結局どこから読めばいいの?」「時系列的にはどうなってるの?」という声をよく見かけるようになりました。

この記事では、小説・コミック・アニメの関係を整理したうえで、「自分ならどの順番で楽しむのが合っていそうか」まで判断できるように、星野悠なりの視点も交えてまとめていきます。

「猫と竜」の時系列・読む順番は?【まず結論】

先に答えをまとめておきますね。

  • 基本の読む順番:小説第1巻から第7巻まで刊行順に読み、そのあとスピンオフ『猫と竜 異聞 七英雄の旅立ち』、続刊『猫と竜 冒険猫の帰還と王都の日常』へ進む
  • 時系列の特徴:巻ごとの厳密な年表はなく、短編・中編の積み重ねの中で、猫たちの成長や世代交代が緩やかに進んでいく
  • コミック版:小説のエピソードをベースにしつつ、コミック発の話が小説へ逆輸入されることもあるため、どちらから入っても問題ない
  • アニメから入った人:気になったキャラクターを入り口にしてもOK。ただし迷ったら小説第1巻かコミック第1巻から

つまり、「時系列順」と「刊行順」を別々に考える必要は、ほとんどありません。

刊行順に読むことで、森の日常から始まり、巣立った猫たちが人間社会で活躍していく流れを、無理なく追いかけられる構成になっています。


「猫と竜」とはどんな作品?時系列を語る前に世界観をおさらい

「猫と竜」は、アマラさんによる小説シリーズです。

もともとは投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた短編作品で、その人気の高さから宝島社より書籍化されました。

キャラクター原案は大熊まいさん、コミカライズは佐々木泉さんが手がけています。

物語の始まりは、とても印象的です。

魔獣がうろつく深い森の奥に、一匹の火吹き竜が舞い降り、一つの卵を土に埋めて狩りに出かけます。

そのまま竜は森へ帰ることなく、永い眠りについてしまいました。

残された卵の上に、今度は一匹の猫がやってきて、その場所で子猫を産みます。

子猫たちは知らないうちに竜の卵を温め続け、子猫が生まれてから四日後、ついに竜の子が誕生しました。

こうして「猫として育てられた竜」という、ちょっと変わった家族が生まれます。

この竜こそ、シリーズを通して森の猫たちに慕われる「羽のおじちゃん」です。

王道の冒険ファンタジーというより、日常に寄り添う温かさと、少しの切なさが同居する物語が魅力になっています。

この「始まり」を知っておくだけで、どの巻から読んでも人物関係がつかみやすくなります。時系列を考えるうえでの“起点”は、すべてこの卵の孵化の場面だと覚えておくと便利です。


「猫と竜」の時系列はどうなっている?読む順番との関係を整理

ここが今回いちばん気になるポイントだと思います。

結論としては、猫と竜シリーズは各巻が独立した短編・中編を集めたオムニバス形式に近く、巻ごとに厳密な年表が示されているタイプの作品ではありません。

ただし、まったく時系列が存在しないわけでもありません。

次のような、緩やかな成長と時間の流れが積み重なっています。

  • 竜の卵が孵化し、羽のおじちゃんが子猫たちと森で暮らし始める(シリーズの起点)
  • 森で育った猫たちが、成長とともに縄張りを求めて森の外へ巣立っていく
  • 巣立った猫たちが、人間の王子や孤児院の少女など、人間側のキャラクターと関わっていく
  • 巣立った子猫世代がさらに大人になり、後の巻では「七英雄」と呼ばれるような立場になっていく

つまり、羽のおじちゃんを中心とした森のエピソードと、巣立った猫たちが人間社会で活躍するエピソードが、並行して積み重なっていくイメージです。

だからこそ、時系列だけを追いかけようとするより、「刊行順に読みながら、猫たちの成長を感じ取る」読み方が、実はいちばんこの作品らしい楽しみ方になっています。

個人的には、この「厳密な年表がないのに、なんとなく時間が流れているのを感じる」構成こそが、猫と竜シリーズの静かな魅力だと思っています。

時系列を“2本の軸”で捉えると迷いにくい

ここからは星野悠なりの整理方法です。

猫と竜の時間の流れは、次の2本の軸で考えると頭に入りやすくなります。

  • 森の軸:羽のおじちゃん、母猫、兄弟(角のおじちゃん)など、森とその周辺で暮らす存在の物語
  • 巣立ちの軸:森を出た猫たちが、王子や少女、冒険者として人間社会と関わっていく物語

ある巻を読んでいて「これはいつの話?」と迷ったら、まず「森の軸」か「巣立ちの軸」かを考えてみてください。

巣立ちの軸の話であれば、猫たちが“どのくらい大人になっているか”を手がかりにすると、前後関係がつかみやすくなります。


「猫と竜」読む順番まとめ|刊行順一覧表【2026年最新版】

ここからは、小説シリーズを刊行順に一覧で紹介します。

読む順番に迷ったときは、基本的にこの並びで問題ありません。

巻数タイトル刊行日(単行本)
第1巻猫と竜2016年4月6日
第2巻猫と竜 冒険王子とぐうたら少女2018年1月
第3巻猫と竜 猫の英雄と魔法学校2019年10月4日
第4巻猫と竜 竜のお見合いと空飛ぶ猫2020年2月
第5巻猫と竜 竜と悪魔と母猫(番外編)2021年
第6巻猫と竜 王子と竜と七英雄2022年
第7巻猫と竜 ねこじゃらし畑と皇竜への贈りもの2023年1月20日
スピンオフ猫と竜 異聞 七英雄の旅立ち2025年4月12日
続刊猫と竜 冒険猫の帰還と王都の日常2025年11月26日

各巻の内容を、読む順番の参考になるよう簡単にまとめます。

  • 第1巻:森で暮らす竜・羽のおじちゃんと、そこで生きる猫たちの日常が描かれる、シリーズの入り口となる一冊です。
  • 第2巻:森を出て王子の世話役になった黒猫が、王子の家出につき合わされるエピソードなどを収録。孤児院の白猫と、やる気のない少女の関係も始まります。
  • 第3巻:魔法の才能はあるのに面倒くさがりな少女を、白猫が魔法学校に入れようと奔走する一冊です。
  • 第4巻:羽のおじちゃんのもとに悪魔が訪ねてきて、実はほかにも母猫に育てられた兄弟がいると知らされるところから始まります。
  • 第5巻:竜と母猫と悪魔にまつわるエピソードを集めた傑作選という位置づけの巻です。
  • 第6巻:冒険者猫の冒険や、受付嬢の休日、老猫騎士と王子の再会など、複数のエピソードが収録されています。
  • 第7巻:モシャモシャ広場で起きた出来事や、羽のおじちゃんと竜のまたたびなど、コミック版からの逆輸入エピソードも含まれています。

こうして並べると、第1巻が「森の軸」の土台、第2巻・第3巻で「巣立ちの軸」が本格的に動き出し、第4巻・第5巻で再び羽のおじちゃんの家族へ光が当たる、という流れが見えてきます。

第6巻で「七英雄」という言葉がタイトルに入ってくるのも、子猫世代が大人になったことを感じさせるポイントです。

小説の刊行状況は、2026年8月時点で単行本シリーズがスピンオフを含めて既刊10巻まで進んでいます。上の表は、本記事で刊行情報を整理できたタイトルを中心にまとめたものです。

なお、電撃オンラインの発表時点では「最新第8巻は2025年4月上旬発売予定」と告知されていましたが、実際にこの位置で発売されたのはスピンオフ『猫と竜 異聞 七英雄の旅立ち』でした。

そのあとに本編の続きとして『猫と竜 冒険猫の帰還と王都の日常』が2025年11月26日に発売されており、次巻についても2026年7月ごろの発売が見込まれていました(発売日は変更される可能性があるため、最新情報は出版社の公式サイトで確認してください)。

※画像はAIによるイメージ

シリーズ累計の発行部数も着実に伸びています。

電撃オンラインの報道によると、2025年3月時点で文庫版の発売を機に累計100万部(小説・コミックス・電子版含む)を突破しました。

その後、アニメ放送を控えた2026年6月時点の報道では、シリーズ累計発行部数が140万部を突破したことも伝えられています。

単行本の巻数が10巻、後述するコミックスの巻数が13巻まで積み上がっていることを踏まえると、部数の伸びは単なる話題性ではなく、刊行ペースそのものが加速していることの表れだと考えられます。

長く読み継がれてきたシリーズであることが、この数字からも伝わってきますね。


目的別|あなたに合った「猫と竜」の読む順番は?

「刊行順が基本なのは分かったけれど、自分の場合は?」と思った方もいるかもしれません。

ここでは、確認できている刊行情報をもとに、目的別の入り方を整理してみました。あくまで星野悠としての提案なので、読書スタイルに合わせて選んでみてください。

こんな人おすすめの入り方ポイント
じっくり世界観を味わいたい小説第1巻から刊行順森の日常から巣立ちまで、時間の流れを自然に感じられる
まずは気軽に雰囲気を知りたいコミック第1巻から絵でキャラクターや種族を把握しやすい
アニメで気になった猫がいるそのキャラが活躍する巻から→あとで第1巻へ好きな人物から入り、関係性をあとから補完する
「七英雄」の背景が知りたい本編をある程度読んでからスピンオフ本編の印象が深まった状態で読むと理解しやすい

たとえば、アニメで黒猫クロバネや白猫シロタエが気になった人なら、巣立ちの軸が動き出す第2巻・第3巻あたりから手に取るのも一つの方法です。

そのあと第1巻に戻ると、「この猫たちは、あの森から出てきたんだな」と、物語の始まりがより味わい深く感じられるはずです。


スピンオフ「七英雄の旅立ち」も要チェック

本編に加えて、「猫と竜 異聞 七英雄の旅立ち」というスピンオフが2025年4月12日に刊行されています。

こちらは、魔法で人間の姿に変身して冒険者として旅立ち、仲間とともに大きな脅威を退けて帰国した冒険者猫・クロタマたちの物語です。

本編で「七英雄」と呼ばれる存在がどのような道のりを歩んできたのかが描かれるため、時系列的には本編の背景を補完する立ち位置と言えます。

読む順番としては、本編をある程度読み進めてから手に取ると、キャラクターへの理解がぐっと深まると思います。

個人的には、第6巻『王子と竜と七英雄』を読んだあとに手に取る流れがきれいだと感じます。タイトルで「七英雄」という存在を意識した直後なので、スピンオフで描かれる道のりがより立体的に見えてきそうです。


コミック版はどこから読む?最新刊は13巻まで進行中

コミカライズ版「猫と竜」は佐々木泉さんが作画を担当し、原作アマラさん・キャラクター原案の大熊まいさんとともに制作されています。

コミックスは2023年2月に第8巻、同年9月に第9巻、2024年6月に第10巻、2025年4月に第11巻、2025年11月に第12巻と続き、アニメ放送が始まった2026年7月24日には第13巻が発売されています。

「このマンガがすごい!WEB」やマンガボックスといった媒体で連載されており、分冊版としても配信されているため、少しずつ手軽に読み進めたい人にも向いています。

内容は基本的に小説版のエピソードをベースにしていますが、先ほど触れたように、コミック版発の人気エピソードが後の小説巻に逆輸入されるケースもあります。

そのため、「小説だけ」「コミックだけ」に絞らず、両方を行き来しながら読むと、世界観の理解がより立体的になっていきます。

小説とコミック、どちらから読むか迷ったら

迷ったときの判断材料をまとめておきます。

  • 文章で細かな言い回しや世界の設定を楽しみたい人:小説から
  • キャラクターの見た目や表情を先に知りたい人:コミックから
  • アニメを見てから原作に触れたい人:絵柄の印象が近いコミックから入ると、移行がスムーズ

猫と竜の大きな魅力の一つである「猫仕様の言葉づかい」は、文章で読むとより味わいやすい部分です。一方で、種族の多い世界なので、コミックで姿を確認しておくと小説も読みやすくなります。


「猫と竜」アニメ化はいつ発表された?放送・配信情報まとめ

テレビアニメ化が発表されたのは2025年2月22日、いわゆる“猫の日”でした。

電撃オンラインの報道によると、この発表にあわせて、キャラクター原案・大熊まいさんによる描き下ろしのアニメ化解禁イラストと、アニメ化決定特報PVが同時に公開されています。

PVは漫画のイラストを豊富に使い、原作で描かれてきたさまざまなシーンを詰め込んだ映像になっているとのことです。

映像の最後には、猫竜が猫語で「TVアニメ制作決定」を伝える録り下ろしボイスも収録されました。

この発表時点では猫竜役の声優は明かされておらず、続報が期待される演出だったようです。

その後の続報で、放送時期は2026年7月に決定したことが電撃オンラインで伝えられています。

さらに新作夏アニメ『猫と竜』の情報として、ABEMAが2026年6月27日(土)夜9時30分より、地上波1週間先行・WEB最速配信を行うことも発表されました。

つまり、地上波の本放送は7月からですが、ひと足早く物語に触れたい人はABEMAの先行配信で見られる、という形になっていました。

スタッフ・キャスト情報

スタッフ陣には、監督にオ ジングさん、シリーズ構成に広田光毅さん、キャラクターデザインに西野理惠さん・倉員千晶さん、音楽に小畑貴裕さんが名を連ねています。

アニメーション制作はOLMが担当しています。

キャストについては、猫竜役を子安武人さんが演じるほか、井上喜久子さん、和泉風花さん、速水奨さんら豪華な声優陣が発表されました。

続報では、芹澤優さん、小市眞琴さん、一条和矢さんといった新キャストも加わっています。

原作者・漫画家のコメント

原作者のアマラさんは、アニメ化にあたって、猫と竜を好きでいてくれた読者のおかげでこの運びになったとコメントを寄せています。

漫画版を手がける佐々木泉さんも、羽のおじちゃんやクロバネ、シロタエといったキャラクターたちが動いて喋る姿への期待をコメントで語っていました。

こうした一次情報を踏まえると、今回のアニメ化はファンにとっても制作陣にとっても、長年温めてきた作品がようやく映像として花開く出来事だと言えそうです。

なお、配信サービスや放送局の最新状況は変わる可能性があるため、視聴前にアニメ公式サイトで確認しておくと安心です。


種族とキャラクターから見る時系列のヒント

猫と竜シリーズの世界には、いくつもの種族が登場します。

  • 猫(森の猫・ケットシー):魔力は高くないものの、直感的な猫の魔法を使う種族です。羽のおじちゃんに守られながら暮らしています。
  • 竜(火吹き竜):強力な火の魔法を操る種族です。羽のおじちゃんは竜でありながら、猫の魔法も扱えるという珍しい存在です。
  • 人間:呪文や術式を用いる緻密な魔法を使う種族で、中には猫の魔法を扱う人物もいます。
  • グレーターデーモン:魔界に住む上級の悪魔です。羽のおじちゃんの兄弟として育った「角のおじちゃん」もこの種族です。
  • イヌ・森のクマ・スカルホーネットなど:森の生態系を彩る存在として登場します。

キャラクターで言えば、猫の英雄と呼ばれる黒猫(クロバネ)や、孤児院育ちの少女ガリーに魔法を教える白猫(シロタエ)、家出中の王子スタンなど、世代をまたいで関わり合うキャラクターが多いのも特徴です。

こうした人物同士のつながりを意識しながら読み進めると、「あ、この巻はあの巻より少し後の話なんだな」と時系列を推測しやすくなります。

特に注目したいのが、羽のおじちゃんの「兄弟」という存在です。第4巻で、母猫に育てられたほかの兄弟がいると知らされる流れは、森の軸の物語を一段広げる転換点になっています。角のおじちゃんがグレーターデーモンであることを先に知っておくと、第4巻・第5巻の読み味が変わってくるはずです。


「猫と竜」の魅力・考察ポイント|星野悠が注目したところ

個人的にいちばん惹かれたのは、世界観の作り込みの丁寧さです。

人間の魔法と猫の魔法がはっきり書き分けられていたり、森の覇者であるクマまで独自の魔法体系を持っていたりと、猫と竜という組み合わせの見た目のかわいらしさだけでは終わらない緻密さがあります。

もうひとつ印象的なのが、言葉づかいの猫仕様っぷりです。

「頭数」が「猫数」になったり、「手を借りる」が「前足を借りる」になったりと、猫が話すときの言い回しが徹底して作り込まれています。

ここ、気になりませんか。

こういう細部の遊び心が、読んでいてじわじわ楽しくなるポイントだと思います。

そして何より、世界を大きく揺るがすような大事件が中心ではなく、森や町の中で静かに進んでいくストーリーであることも、この作品らしさだと感じます。

派手さよりも、日々の暮らしの中にある小さな出来事や関係性の変化を丁寧に描いているからこそ、読み終えたあとにじんわり温かい気持ちが残るのだと思います。


忙しい人なら「猫と竜」をどう楽しむ?

仕事終わりに長編を一気に読むのは、なかなか大変ですよね。

その点、猫と竜は短編・中編の積み重ねで構成されているので、1エピソードごとに区切りやすいのが大きな強みです。

  • 平日の夜:小説なら1日1エピソード、コミックなら分冊版で少しずつ。途中で間が空いても、話の区切りが分かりやすいので戻りやすい
  • 休日:アニメで気になった話の周辺を、小説やコミックでまとめて読んで「森の軸」と「巣立ちの軸」をつなげる
  • アニメと並行するなら:アニメで描かれた雰囲気をつかんでから原作の該当しそうな巻に触れると、キャラクターの声や動きを思い浮かべながら読めて楽しさが広がる

厳密な時系列を気にしなくていい作品だからこそ、「今日はこの話だけ」という読み方が自然にできます。仕事終わりの30分にぴったりなシリーズだと、個人的には感じています。


考察:なぜ今、「猫と竜」の時系列や読む順番が注目されているのか

ここからは、公開情報をもとにした筆者の考察です。

このタイミングで「猫と竜 時系列」という検索が増えている背景には、2025年2月の猫の日に発表されたテレビアニメ化のニュースがあると見ています。

2026年7月からの放送開始、そしてABEMAでの先行配信も決まったことで、新しい読者が一気に増えることが予想されます。

長く続いてきたシリーズほど、新規読者にとっては「どこから手をつければいいのか」が最初のハードルになりがちです。

特に猫と竜シリーズのように、厳密な年表よりも短編の積み重ねで物語が進む作品では、読む順番の情報が実質的な時系列ガイドの役割を果たすことになります。

書籍・電子書籍の作品紹介では、「小説家になろう」において本作が短編作品として異例の日刊ランキング1位を獲得したことが繰り返し紹介されています。

長編の連載作品が上位を占めやすい投稿サイトのランキングで、短編作品がそこに割って入ること自体がもともと珍しく、口コミの広がり方に近い形で読者を増やしてきた出発点だったと言えそうです。

その積み重ねの結果として、単行本(小説)が2026年8月時点で10巻、コミックスが2026年7月時点で13巻まで到達し、累計発行部数も2025年3月の100万部から2026年6月には140万部へと伸びています。

短編の集合体でありながらここまで巻数と部数を積み上げてきたことは、一過性の話題ではなく、読者が繰り返し手に取り続けている証拠だと筆者としては考えています。

似たタイプの作品として、「小説家になろう」発でオムニバス的に短編が積み重なっていく、いわゆる異種族日常ファンタジーのジャンルが近年増えていますが、その中でも本作は刊行から10年近く経った今も新刊が途切れずに続いている点で、息の長さが際立つ存在だと感じます。

筆者としては、この作品はアニメから入っても、原作から入っても、どちらでも十分に楽しめる構成になっていると考えています。

アニメで気になったキャラクターがいれば、そのキャラクターが多く登場する巻から遡って読んでみる、という変則的な読み方も十分にありだと思います。

時系列を厳密に守ることよりも、気になった巻から手に取ってみる柔軟さこそ、このシリーズとの相性が良い付き合い方かもしれません。

今後については、アニメ化を機にスピンオフや関連エピソード集の刊行がさらに広がっていく可能性もありそうです。ただし、これは公式発表ではなく、これまでの刊行ペースから考えた予想です。

続刊の発売ペースを見る限り、映像化に合わせた新規エピソードの追加も引き続き期待したいところです。


まとめ

「猫と竜」は、竜の卵を偶然温めた猫たちから始まる、森と人間をつなぐ温かいファンタジーです。

時系列は厳密な一直線ではなく、刊行順(第1巻から第7巻、スピンオフ「七英雄の旅立ち」、そして続刊「冒険猫の帰還と王都の日常」)に読み進めることで、猫たちや人間キャラクターの成長を自然に追いかけられる構成になっています。

迷ったときは「森の軸」と「巣立ちの軸」の2本で考えると、エピソードの前後関係がつかみやすくなります。

2025年2月22日にテレビアニメ化が発表され、2026年7月から放送開始、ABEMAでは6月27日から地上波1週間先行・WEB最速配信も行われました。

小説は単行本10巻、コミックスは13巻まで刊行が進み、累計発行部数も140万部を超えています。

コミック版と小説版を行き来しながら読むと、世界観の理解もより深まります。

この機会に、自分に合った巻から読み始めてみてはいかがでしょうか。


よくある質問

「猫と竜」はどの巻から読み始めればいい?

基本的には第1巻から刊行順に読むのが一番おすすめです。世界観の土台となるエピソードが第1巻に詰まっているため、迷ったらここから始めると理解がスムーズです。

「猫と竜」に時系列順の読み方はある?

巻ごとの厳密な年表は示されていません。森の日常から猫たちの巣立ち、そして七英雄と呼ばれる世代へと緩やかに時間が流れていくため、刊行順に読むことが実質的な時系列順の読み方になります。

スピンオフ「七英雄の旅立ち」はいつ読むのがいい?

本編の背景を補完する内容なので、本編をある程度読み進めてからがおすすめです。特に第6巻『王子と竜と七英雄』のあとに読むと、七英雄への理解が深まりやすいと考えられます。

アニメ「猫と竜」はいつから、どこで見られる?

テレビアニメは2026年7月から放送されています。ABEMAでは2026年6月27日(土)夜9時30分より、地上波1週間先行・WEB最速配信も行われました。配信状況や視聴方法は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認するのがおすすめです。

コミック版から読んでも大丈夫?

問題ありません。コミック版発のエピソードが後に小説へ逆輸入されるケースもあるため、どちらから読んでも作品世界への入り口になります。2026年7月時点で13巻まで刊行されているので、まとめて読み進めやすいのも魅力です。

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