『黄泉のツガイ』は打ち切りではなく、2026年現在も『月刊少年ガンガン』で連載が続いています。
単行本は2026年7月10日発売の第13巻まで刊行され、累計発行部数は750万部を突破。2026年4月にはテレビアニメも始まり、7月からは第2クールが放送されました。
こんにちは、VODアニメ専門ライターの星野悠です。「黄泉のツガイ 打ち切り」と検索してここに来た方は、きっと「好きな作品が終わってしまうの?」「今から読み始めても大丈夫?」と気になっているのではないでしょうか。
この記事では、打ち切り説が事実ではない根拠を公式情報から整理したうえで、なぜ噂が広がったのか、そして今から作品に触れるならどう楽しむのがよさそうかまで、順番に解説していきます。
『黄泉のツガイ』は打ち切りで終了したのか?【結論】
まず一番気になるところに答えます。『黄泉のツガイ』は打ち切りになっていません。
本作は荒川弘先生による漫画で、『月刊少年ガンガン』にて2021年12月10日発売の2022年1月号から連載がスタートしました。
単行本は2026年7月10日に第13巻が発売されています。打ち切りになる漫画の多くは巻数が伸びる前に完結してしまうものですが、本作は着実に巻を重ねてきました。
累計発行部数も2026年7月時点で750万部を突破しており、掲載誌を代表する人気タイトルのひとつと言っていい数字です。
公式情報を追っていくと、「打ち切り」は作品の不調を示す言葉というより、好調だからこそ検索される言葉だと見えてきます。人気が出るほど「この先どうなるの?」という不安の声が検索窓に集まりやすいのは、ほかの長期連載作品でもよく見られる現象です。
『黄泉のツガイ』の連載状況をひと目で確認
ここで、現在確認できる情報を表に整理しておきます。連載中の作品は情報が更新されていくため、記事内の情報は2026年10月時点で確認できた内容として読んでください。
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 作者 | 荒川弘 |
| 掲載誌 | 月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス) |
| 連載開始 | 2022年1月号(2021年12月10日発売)から |
| 連載状況 | 連載中(打ち切り・完結の発表なし) |
| 既刊 | 13巻(2026年7月10日発売) |
| 累計発行部数 | 750万部突破(2026年7月時点) |
| 最新話の目安 | 第52話(2026年8月26日〜9月1日にガンガンONLINEで公開) |
| テレビアニメ | 2026年4月4日放送開始、7月4日から第2クール |
最新刊や最新話の情報は今後も更新されていくので、購入や視聴の前には出版社や作品の公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。
打ち切り作品によくあるサインと比べてみると?
「打ち切りではない」と言われても、何を根拠に判断すればいいのか分かりにくいですよね。そこで、一般的に打ち切りが疑われる作品に見られやすい傾向と、『黄泉のツガイ』の実際の状況を並べてみました。
| よくある打ち切りのサイン | 『黄泉のツガイ』の実際 |
|---|---|
| 単行本が数巻で止まる | 13巻まで継続して刊行 |
| 発行部数の話題が出ない | 累計750万部突破が告知されている |
| メディア展開がない | 2クールのテレビアニメが放送 |
| 物語が急いで畳まれる | 主要な謎が多く残ったまま連載が進行中 |
| 外部評価が見当たらない | マンガ賞で上位入賞の実績あり |
どの項目を見ても、打ち切りを示す材料は見当たりません。むしろ、作品として長く展開していく前提の動きが続いていると読み取れます。
もうひとつ、連載ペースからも見えてくることがあります。2021年12月の連載開始から2026年8〜9月の第52話公開まで、およそ4年9か月です。計算上はほぼ月1話のペースで物語が進んできたことになり、休載を挟みつつも連載が安定して続いていることが分かります。
また、52話・13巻という数字から単純計算すると、単行本1冊あたりおよそ4話が収録されている計算です。月刊連載なので、新刊はおおむね4か月前後に1冊のペースが目安になりそうです。これは公式発表ではなく数字からの目安ですが、「次の巻はいつ頃かな」と考えるときの参考にしてみてください。
なぜ「打ち切り」の噂が出たのか?理由を整理
結論から言うと、噂の背景には作品の不調ではなく「読者の受け止め方の違い」が関係しています。理由を順番に見ていきましょう。
月刊連載ならではのペースの遅さ
本作は月刊誌での連載です。週刊少年漫画に慣れている読者にとって、月に1回の更新はどうしても「進みが遅い」と感じられやすい傾向があります。
さらに本作は迫力あるバトルアクションとしてのスピード感がある作品なので、余計に「話が進んでいない」ように錯覚してしまうという声もあるようです。
個人的には、月刊連載であること自体は打ち切りとは直接関係のない話だと考えています。むしろ丁寧に世界観を積み上げるための形と言えそうです。忙しい人にとっては、逆に「たまにまとめて読める」というメリットにもなりそうです。
『鋼の錬金術師』との比較によるテンポ感の違い
荒川弘先生といえば、誰もが知る大ヒット作『鋼の錬金術師』の作者です。前作があまりに大きな成功を収めたため、新作である本作もどうしても同じ物差しで比較されがちです。
ストーリー展開の体感速度は「ハガレン」よりゆっくりめとも言われています。丁寧な伏線の張り方が「読者を置いていかない優しさ」に見える人もいれば、「テンポが遅い」と感じる人もいる、というのが正直なところです。
個人的には、この積み上げ型のストーリーテリングにこそ注目したいと思っています。ただ、テンポの速い展開が好きな方には合わないと感じる可能性もある、という点は公平にお伝えしておきたいポイントです。
作者・荒川弘先生の長期休載歴
もうひとつ、噂の背景として挙げられているのが、作者の長期休載歴です。
荒川弘先生は北海道の実家で酪農業を手伝いながら、両親の介護や育児もこなしているとされています。過去作でも長期休載があったことから、「作品人気とは関係のない事情で連載が止まってしまうのでは」と心配する読者が一定数いるようです。
これは作品そのものの評価とは切り離して考えるべき事情ですが、心配になる気持ちも分かります。ただ、休載と打ち切りはまったく別物です。休載は連載を続けるための一時的なお休みで、打ち切りは連載そのものの終了を意味します。この2つははっきり分けて理解しておきたいところです。

『黄泉のツガイ』は完結してる?連載・単行本の現状
「完結しているかどうか気になって検索した」という方も多いと思うので、ここもはっきりお伝えします。
『黄泉のツガイ』は完結していません。2026年8月26日から9月1日にかけて第52話が公開されるなど、連載は継続中です。
ガンガンONLINEでは最新話が先行公開され、公開が終了した話数はガンガンONLINEアプリで読める仕組みになっています。雑誌を毎月買わなくても最新話を追いやすいのは、忙しい人にとってうれしいポイントですね。
単行本は既刊13巻です。第13巻の帯では、ゴンゾウという存在を失い、御陵とただ一人向き合うことになったヒカルが、黒白と主の想像力が生み出す変幻自在の攻めによって、命からがら御陵を退けるという展開が示されています。物語は佳境に向けて動き続けている印象です。
同時に、影森本家では別の重大な出来事が報告されるなど、複数の勢力が絡み合う群像劇として描かれています。まだまだ終わりが見えるような段階ではないと感じます。
これだけ複雑な人間関係と伏線を抱えている作品が、簡単に畳まれるとは考えにくいところです。読み進めるほど、まだ回収されていない謎の多さに気づかされる作品だと言えそうです。
評価の実績から見る「好調さ」の裏付け
打ち切りの噂を否定する材料として、外部からの評価も見逃せません。
- 2023年2月、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で2位
- 2023年8月、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門2位
前者は本を届ける書店員さんの視点、後者は読者の投票が反映される賞です。売り場の目線と読者の目線、どちらからも高く評価されているという点に注目したいところです。
人気投票やアンケートで苦戦している作品が、こうした賞で上位に入ることは通常考えにくいでしょう。
こうした実績を知ると、「打ち切り」というワードがいかに思い込みに近いものかが分かってきますよね。個人的には、この2つの受賞歴だけでも、噂を打ち消すには十分な材料だと考えています。
アニメ化で改めて注目された『黄泉のツガイ』
打ち切りどころか、本作は2026年4月4日からテレビアニメの放送がスタートしました。TOKYO MXほかで放送され、監督は安藤真裕さん、シリーズ構成は高木登さん、キャラクターデザインは新井伸浩さん、音楽は末廣健一郎さん、アニメーション制作はボンズフィルムが手がけています。
キャストにはユル役の小野賢章さん、アサ役の宮本侑芽さん、デラ役の中村悠一さんなど実力派が揃っています。ツガイデザインには杉浦幸次さんと伊藤嘉之さんが参加しています。
このお二人は2003年版『鋼の錬金術師』のアニメにも関わっていた方で、「ハガレンの血を受け継ぐ作画・演出」として放送直後から話題になったのも納得です。
この制作陣の顔ぶれからは、本作が長期的に展開していく作品として動いていることがうかがえます。アニメ化は原作の勢いがあってこそ実現する企画だからです。
さらに2026年7月4日からは第2クールがスタートし、毎週土曜日夜24時に放送されました。ABEMAでは第2クール開幕にあわせて第1クール全12話の無料一挙放送が実施されるなど、露出の機会も増えてきました。
第2クール放送期間中は第1クール全話がいつでも無料で視聴できる状態になっており、原作を知らない人がアニメから入るハードルもかなり下がっていました。
ただし、この無料配信は第2クール放送期間中の施策として案内されていたものです。放送期間が過ぎた後も同じ条件で見られるとは限らないため、視聴前には各配信サービスの公式ページで最新の配信状況を確認してください。
今から追いつくなら?忙しい人向けの楽しみ方
「打ち切りじゃないなら読んでみたい、見てみたい」と思った方へ、生活リズム別の楽しみ方を考えてみました。
アニメから入る場合
第1クールは全12話です。30分枠のテレビアニメは本編がおおむね24分前後なので、1話約24分として計算すると、第1クールだけで約4時間48分です。
平日の仕事終わりに1話ずつなら、12日ほど、つまり2週間半ほどで第1クールを見終えられます。休日に半日ほど使って一気に見るのも、世界観に浸りやすい楽しみ方です。
第2クールまで含めると話数が増えるので、まずは第1クールの前半3〜4話を見て「自分に合いそうか」を判断するのがおすすめです。序盤は物語が大きく動くので、作品のテンポ感をつかみやすいはずです。
原作漫画から入る場合
原作は13巻まで刊行されているので、一度にすべて揃えるのは少し大変かもしれません。まずは1〜2巻で作品の空気感を確かめ、気に入ったら続きを読み進める形が無理なく楽しめそうです。
月刊連載で1話ごとの情報量が多い作品なので、1日1話ずつ、30分ほどかけてじっくり読むスタイルとも相性がよいと考えています。
アニメと原作、どちらから入るか迷ったら
テンポのよい展開が好きな方や、まず世界観をつかみたい方はアニメから入ると分かりやすいでしょう。映像と音楽で、ツガイという存在のイメージもつかみやすくなります。
じっくり伏線を味わいたい方や、細かな人物のやり取りを自分のペースで追いたい方は、原作から読むのも向いています。読み返しやすいのは紙や電子書籍ならではの強みです。
読者の間で語られる評価の分かれ目
ここまで「打ち切りではない」という事実を中心にお伝えしてきましたが、公平のために評価が分かれるポイントにも触れておきます。
序盤で主人公たちの暮らす村が大きな危機に見舞われ、信じていた人物が次々と姿を消していく展開は、キャラクターへの感情移入が追いつく前に物語が進んでしまう、と感じる読者もいるようです。
一方で、荒川弘作品らしい人生観や、ドライに進んでいく展開のスピード感を魅力に感じるファンも多くいます。この温度差が「合わない」という声につながっている側面もあると考えられます。
個人的には、一瞬の登場でも強く印象に残るキャラクターの描き方に、荒川弘先生らしさを感じます。ただ、じっくり感情移入したいタイプの読者にとっては、序盤のスピード感が合わないと感じる可能性もある、という点は正直にお伝えしておきたいところです。
『黄泉のツガイ』はどんな人に合いそう?
ここまでの内容を踏まえて、本作が合いそうな人を整理してみます。
- 『鋼の錬金術師』のように、世界観や設定が作り込まれた作品が好きな人
- 対決の場面だけでなく、人物同士の関係性や信念のぶつかり合いを楽しみたい人
- 伏線が少しずつつながっていく、積み上げ型の物語が好きな人
- 毎日少しずつ、濃い1話を味わいたい人
反対に、1話ごとにスピーディーに決着がつく展開を求める方は、序盤で少し戸惑うかもしれません。その場合は、アニメで流れをつかんでから原作に進むと楽しみやすくなりそうです。
星野悠が注目したいポイント
ここからは、私なりの視点を少し加えさせてください。
打ち切り説を調べていて改めて感じたのは、本作が「群像劇としての厚み」と「バトルの緊張感」を同時に成立させている、珍しいタイプの作品だということです。
登場人物一人ひとりの背景がしっかり描かれているぶん、対決の場面でも「ただ強いから勝つ」ではなく、それぞれの信念がぶつかる展開として見応えが出ています。手に汗握る攻防の裏側に、必ず人間関係のドラマがある。ここが本作の一番の魅力だと個人的には考えています。
忙しい社会人の方には、月刊連載というペースがむしろ相性がいいかもしれません。1話1話の情報量が濃いので、仕事終わりの30分でもしっかり満足感を得られそうです。逆に、テンポの速い展開を求めている方は、アニメ版から入って世界観に慣れてから原作を追いかける、という楽しみ方も面白そうです。
主題歌との組み合わせで作品を味わうのも、アニメ版ならではの楽しみ方です。緊迫した展開の直後に流れる音楽が、キャラクターたちの心情をそっと補ってくれるような構成に注目すると、映像と音の両方で世界観に浸れるはずです。
考察:なぜ「打ち切り」という噂は繰り返し検索されるのか
ここからは公式発表ではなく、確認できる情報をもとにした筆者としての考察です。
「打ち切り」という検索ワードは、作品そのものの不調のサインというより「読者の期待の裏返し」として現れることが多いのではないでしょうか。
前作『鋼の錬金術師』があまりにも大きな成功を収めたからこそ、読者は本作にも同じレベルの熱量やスピード感を無意識に求めてしまいます。その期待値と、月刊連載ならではのじっくりとした展開との間にギャップが生まれ、「もしかして人気がないのでは」という不安に変換されてしまう。これが噂の正体に近いのでは、と個人的には考えています。
また、作者の長期休載歴という実際にあった事情が、噂に一定のリアリティを与えてしまっている面もあると思います。ただ、休載と打ち切りはまったく別の話です。実際の巻数の伸び、発行部数、賞での評価を見る限り、作品の勢いが衰えている様子は見当たりません。
今後の見通しとしては、13巻時点でも影森家をめぐる対立や、ユルとアサの両親の行方といった大きな謎がまだ多く残されています。これだけの伏線を抱えたまま作品が畳まれるとは考えにくく、むしろ中盤から終盤にかけて物語が加速していく段階にあると見ています。
アニメが2クール連続で放送されたことも、原作にとって追い風になるはずです。アニメをきっかけに原作を手に取る読者が増えれば、連載を応援する流れにもつながっていくのではないでしょうか。筆者としては、むしろここからが物語の本当の見せ場だと感じています。
まとめ
『黄泉のツガイ』は打ち切りではなく、2026年現在も『月刊少年ガンガン』で連載中の作品です。単行本は13巻まで発売され、累計750万部を突破。「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門2位など、実績も十分にあります。
打ち切りの噂は、月刊連載ならではのペース、『鋼の錬金術師』との比較、作者の休載歴といった事情が組み合わさって生まれたもので、実際の連載状況とは大きく異なります。
2026年4月からはテレビアニメも放送され、7月からは第2クールもスタートしました。原作・アニメのどちらからでも本作に触れやすい環境が整っています。配信内容やキャンペーンは変更される可能性があるため、視聴前には最新の公式情報もあわせてチェックしてみてください。
もし「打ち切りかも」と気になって手を出せずにいたなら、今はむしろ物語が大きく動いているタイミングです。今夜、少しだけユルとアサの物語をのぞいてみませんか。
よくある質問
『黄泉のツガイ』は何巻まで発売されていますか?
2026年7月10日発売の第13巻が、記事更新時点で確認できた最新刊です。連載は継続中なので、今後も巻数は増えていく見込みです。最新刊は出版社の公式情報で確認してください。
『黄泉のツガイ』は完結していますか?
完結していません。2026年8月から9月にかけても第52話がガンガンONLINEで公開されるなど、連載中の作品です。
『黄泉のツガイ』は休載していますか?
作者の荒川弘先生には過去作での長期休載歴がありますが、本作は連載開始からおよそ4年9か月で第52話まで進んでおり、ほぼ月1話に近いペースで連載が続いています。休載と打ち切りは別物なので、休載があっても連載終了を意味するわけではありません。
アニメはどこで見られますか?
TOKYO MXほかで放送されたほか、ABEMAでは第2クール放送期間中に第1クール全12話が無料で視聴できる施策が実施されていました。現在の配信状況や条件は変わっている可能性があるため、視聴前に各サービスの公式ページで最新情報を確認することをおすすめします。
なぜ「打ち切り」という噂がここまで広がったのですか?
月刊連載ならではの展開ペース、『鋼の錬金術師』との比較によるテンポの感じ方の違い、作者の休載歴という3つの要素が重なったためと考えられます。実際の巻数や発行部数、受賞歴を見る限り、作品の勢いが落ちている様子はうかがえません。



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