「猫と竜」13話を探しているなら、まず押さえたい答えはこれです。多くの場合、2026年7月24日発売の単行本13巻に収録されたエピソード群のことを指しています。
TVアニメの「第13話」やWEB連載の通し話数とは別のカウントなので、最初にそこを整理しておきますね。
こんにちは、VODアニメ専門ライターの星野悠です。「仕事終わりの30分を、最高のアニメ時間に。」をテーマに、限られた時間でアニメや原作をどう楽しむかを考える記事を書いています。
13巻は、弟王子の帰還や探偵猫ハッカの活躍、冒険猫シチヘンゲの物語が重なっていく1冊です。
仕事終わりに「今日は何を見よう、何を読もう」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、単行本13巻のあらすじと見どころに加えて、TVアニメから入った方が13巻にどうつながればいいのかまで、できるだけ分かりやすく整理しました。
さらに今回は、2025年秋から2026年にかけての「猫と竜」の動きを時系列でまとめ、13巻を読む前に知っておくと入りやすいキャラクター早見表も用意しています。
シリーズを長く追いかけてきた方にも、アニメで作品を知ったばかりの方にも、判断材料になる内容を目指しています。
- 「猫と竜」13話とは?単行本13巻・アニメ13話・WEB連載の違い【結論】
- 「猫と竜」単行本13巻の基本情報
- 2025年秋〜2026年の「猫と竜」の動きを時系列で整理
- 「猫と竜」13巻のあらすじ:弟王子の帰還と探偵猫ハッカの活躍
- 13巻を読む前に押さえたいキャラクター早見表
- 「猫と竜」13巻の収録4篇を一覧でチェック
- 見どころ①:森の猫たちと「羽のおじちゃん」が紡ぐ絆
- 見どころ②:短編小説「探偵猫と王都の灯」の特別収録
- 見どころ③:放送開始から広がる「猫と竜」のアニメ展開
- アニメから入った人は「猫と竜」13巻から読んでも大丈夫?
- 忙しい人は「猫と竜」13巻をどう楽しむ?
- 「猫と竜」13巻はどんな人に合いそう?
- 筆者・星野悠が注目したポイント
- 考察:「猫と竜」が読者を惹きつけ続ける理由と今後の見通し
- まとめ:「猫と竜」13話=単行本13巻は今が入りやすいタイミング
- よくある質問
「猫と竜」13話とは?単行本13巻・アニメ13話・WEB連載の違い【結論】
結論からお伝えすると、この記事で扱う「13話」は、2026年7月24日発売の単行本13巻に収録されたエピソード群です。
TVアニメの放送話数としての「第13話」や、WEB連載の通し話数とは、指しているものが異なります。
検索で「猫と竜 13話」と入れたとき、人によって知りたいものが3通りに分かれるのが、この作品のちょっとややこしいところです。
| 呼び方 | 指しているもの | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 単行本13巻 | 2026年7月24日発売のコミックス最新刊(4篇+書き下ろし短編小説) | メインで解説 |
| WEB連載の話数 | マンガボックスなどで配信される通し話数(第57話・第58話など) | 補足で紹介 |
| TVアニメの話数 | 2026年7月から放送中のTVアニメの各話 | 原作との関係を中心に紹介 |
自分がどれを探していたのか、表で一度確認してみてください。単行本の内容を知りたい方はこのまま読み進めて、アニメの話数を探していた方は「見どころ③」と「アニメから入った人は13巻から読んでも大丈夫?」の見出しから読むと効率的です。
漫画を佐々木泉さんが手がけ、原作はアマラさん、キャラクター原案は大熊まいさんが担当しています。
公式発表によると、13巻の価格は800円(税込)、判型はB6判で176ページというボリュームです。
シリーズ累計は140万部を突破しているとのことで、長く愛され続けている作品であることが分かります。
ちなみに、2025年11月発売の小説最新刊の紹介では「累計120万部突破」とされていたので、そこから約8か月で140万部へ伸びた計算になります。アニメ化の発表と放送開始が、新しい読者を呼び込んでいる様子がうかがえる数字です。
20万部の上積みを8か月で割ると、ひと月あたりおよそ2.5万部のペースです。長期シリーズでこの伸び方をしているのは、新規読者が1巻から順に手に取っている可能性も感じさせます。ここは数字から読み取った筆者の考察です。
そしてこのタイミングでもうひとつ大きなニュースがあります。
TVアニメ「猫と竜」が、2026年7月より放送を開始したのです。
つまり13巻の発売とアニメ放送開始が同じ時期に重なっており、原作ファンにとっても新しい視聴者にとっても、作品に触れやすいタイミングだと言えそうです。
WEB連載についても少し触れておきます。公式の試し読みサイトでは、第57話(掲載期間2026年5月25日〜7月25日)に続き、第58話が2026年7月25日から9月25日までの掲載とされていました。
この記事の更新時点(2026年10月15日)では、その掲載期間はすでに過ぎています。最新話は入れ替わっている可能性が高いので、WEB連載を追う方は公式の配信ページで最新の状況を確認してみてください。
単行本・WEB連載・アニメはそれぞれ別のカウントです。どれを指して「13話」と呼んでいるかで内容が変わってくる点は、知っておくと安心ですよ。
「猫と竜」単行本13巻の基本情報
まずは、13巻を手に取るかどうか判断するための基本情報を表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 猫と竜(13) |
| 発売日 | 2026年7月24日 |
| 価格 | 800円(税込) |
| 判型・ページ数 | B6判・176ページ |
| 漫画 | 佐々木泉 |
| 原作 | アマラ |
| キャラクター原案 | 大熊まい |
| 出版社 | 宝島社 |
| 収録内容 | 「弟王子の帰還」「名高き冒険猫と星屑の瞳」など4篇+書き下ろし短編小説「探偵猫と王都の灯」 |
| シリーズ累計 | 140万部突破(公式発表) |
| 最終確認 | 2026年10月15日 |
価格や在庫、電子書籍のキャンペーンなどは変わることがあるので、購入前には書店や電子書籍ストアの最新情報もあわせて確認してみてください。
ひとつ補足すると、「猫と竜」は1話完結型に近い短編を集めた、オムニバス形式の作品です。
長編ファンタジーのように「前の巻を全部読んでいないと話が分からない」という作りではないので、13巻から手に取っても入り込みやすいのが特徴だと感じます。
2025年秋〜2026年の「猫と竜」の動きを時系列で整理
13巻がどんなタイミングで出た1冊なのかは、前後の動きを並べてみるとよく分かります。この記事で触れている公式情報を、日付順にまとめました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年11月 | 小説最新刊「冒険猫の帰還と王都の日常」発売(紹介時点で累計120万部突破) |
| 2026年5月7日 | スピンオフマンガ「ミケミケのねこねこギルド」1巻発売 |
| 2026年5月25日 | WEB連載 第57話の掲載開始(〜7月25日) |
| 2026年7月 | TVアニメ「猫と竜」放送開始 |
| 2026年7月24日 | 単行本13巻発売(累計140万部突破) |
| 2026年7月25日 | WEB連載 第58話の掲載開始(〜9月25日) |
| 2026年8月26日 | 小説新刊「猫と竜 百代の過月と竜の子育て」発売予定と案内 |
こうして並べると、約10か月のあいだに小説・スピンオフ・WEB連載・アニメ・単行本が途切れずに動いていることが分かります。
個人的には、この「どこから入っても次の入口が用意されている」状態こそが、今の「猫と竜」のいちばんの強みだと感じます。アニメで興味を持った人は単行本へ、単行本を読んだ人は小説へ、と自然に世界を広げていけるからです。
「猫と竜」13巻のあらすじ:弟王子の帰還と探偵猫ハッカの活躍
13巻でまず注目したいのが、「弟王子の帰還」というエピソードです。
スタンとメイルプルーナの弟王子が、ついに王都へ帰ってくるところから物語が動き出します。
王子の帰還というだけでも気になる展開ですが、今回はそこに冒険を愛する猫「シチヘンゲ」の物語も絡んできます。
隣国から古代遺物調査の依頼が舞い込み、シチヘンゲがその調査に関わることになるのです。
さらに、探偵猫として知られるハッカも、このエピソードで手伝いに入ることになります。
弟王子の帰還、古代遺物調査、探偵猫の登場という複数の要素が同時に動いていく構成は、13巻ならではの見どころと言えるでしょう。
こうした「複数のキャラクターの物語が少しずつ交差していく」構成は、個人的な考察ですが、長く続くシリーズだからこそ描ける贅沢な展開だと感じます。
ハッカについて少し補足すると、小説版の既刊では「探偵猫ハッカの事務所」や「ハッカと老探偵の邂逅」といったエピソードが描かれてきました。探偵に憧れる子猫として積み重ねてきたキャラクターなので、そのハッカが王子や冒険猫の物語に関わっていくのは、シリーズを追ってきた方ほどうれしい流れかもしれません。
ここで読み方のヒントをひとつ。王族の帰還、隣国からの依頼、古代遺物と、13巻の冒頭は「王都の外」から話が持ち込まれる形になっています。
いつもの森や王都の日常がベースにありつつ、外の世界と少しずつつながっていく。そんな広がりを意識しながら読むと、エピソード同士の関係が見えやすくなると思います。

13巻を読む前に押さえたいキャラクター早見表
13巻には、これまでの巻やアニメで積み重ねてきたキャラクターが多く登場します。久しぶりに読む方やアニメから入った方のために、この記事で触れている人物・猫たちを簡単に整理しました。
| キャラクター | どんな存在か | 13巻での注目点 |
|---|---|---|
| 火吹き竜(羽のおじちゃん/猫竜) | 森で猫たちに育てられた竜。猫からは「羽のおじちゃん」、人間からは「猫竜」と呼ばれる | 作品全体の土台となる存在 |
| スタンとメイルプルーナ | 王族側の人物 | 二人の弟王子が王都へ帰還する |
| シチヘンゲ | 冒険を愛する猫 | 隣国からの古代遺物調査に関わる |
| ハッカ | 探偵に憧れて歩んできた探偵猫 | 調査の手伝いに入り、短編小説にも関係していそう |
| 黒猫 | 冒険の旅に出た王子の師匠 | 王子の物語を味わううえで知っておきたい存在 |
表に入れたのは、公式紹介やこの記事で確認できる範囲の情報だけです。細かな背景は既刊やアニメで描かれているので、気になったキャラクターから少しずつさかのぼってみるのも楽しいですよ。
「猫と竜」13巻の収録4篇を一覧でチェック
13巻には、次の内容が収録されています。
- 弟王子の帰還:スタンとメイルプルーナの弟王子が王都に戻り、シチヘンゲの冒険や探偵猫ハッカの活躍が絡む物語
- 名高き冒険猫と星屑の瞳:タイトルから、名の知られた冒険猫と「星屑の瞳」と呼ばれる何かとの出会い・発見が描かれると考えられるエピソード
- そのほか2篇:公式の紹介文では「〜など4篇」とされており、タイトルや詳細は明示されていない
- 書き下ろし短編小説「探偵猫と王都の灯」:原作者アマラさんによる特別収録作品
「名高き冒険猫と星屑の瞳」については、公式の紹介文に詳しいあらすじが出ていないため、ここではタイトルから読み取れる範囲での紹介にとどめています。
冒険猫という肩書きと「瞳」という言葉が組み合わさっていることから、これまでの冒険譚とは少し違う、誰かとの出会いや発見に焦点を当てたエピソードになっているのではないかと予想しています。あくまで予想なので、実際の内容は単行本で確かめてみてください。
「そのほか2篇」についても、公式からタイトル・詳細が十分に開示されていないため、この記事では断定的な内容紹介を避けています。
確認でき次第、あらためて詳しくご紹介できればと思います。
それぞれのエピソードが独立しながらも、森・王都・冒険者たちという「猫と竜」らしい世界観でつながっているのが、13巻全体の魅力です。
見どころ①:森の猫たちと「羽のおじちゃん」が紡ぐ絆
「猫と竜」という作品の根っこにあるのは、深い森で暮らす一匹の火吹き竜と、彼を育てた猫たちの関係です。
この竜は森の中で、魔法を使う猫たちに育てられ、猫たちからは親しみを込めて「羽のおじちゃん」と呼ばれています。
一方で人間たちは、この竜を畏怖と敬意を込めて「猫竜」と呼んでいるという設定も、作品の奥行きを感じさせるポイントです。
同じ存在なのに、猫から見るか人間から見るかで呼び名が変わる。この「視点によって見え方が変わる」仕組みが、作品全体のやさしさと奥深さを同時に支えているように感じます。
竜が子猫に狩りのやり方を教えているという描写もあり、種を超えた家族のような関係性が丁寧に描かれています。
ここ、気になりませんか。
物語は森の中だけで完結するわけではなく、森の猫の中には人間と一緒に暮らしている猫たちもいます。
代表的な存在をいくつか挙げてみます。
- 冒険の旅に出た王子の師匠を務める黒猫
- 孤児院に住むものぐさな少女に魔法を教える白猫
- 冒険者ギルドの看板猫として活躍する猫
それぞれが人間社会の中で個性豊かな役割を持っているのが、この作品ならではの面白さだと感じます。
13巻でも、こうした「森」と「人間の暮らし」という2つの世界が自然につながっていく構成が続いています。
忙しい毎日の中で読むと、こういうやさしい関係性の物語にほっとする、という方も多いのではないでしょうか。
アニメでも、第3話「子猫達と羽のおじちゃん」、第4話「黒猫と王子」といったサブタイトルが並んでおり、竜と猫、黒猫と王子という関係性が序盤から大切に描かれているのが分かります。アニメでこの関係性を好きになった方なら、13巻の王子たちの物語にも入りやすいはずです。
見どころ②:短編小説「探偵猫と王都の灯」の特別収録
13巻でもうひとつ見逃せないのが、原作者アマラさんによる書き下ろし短編小説「探偵猫と王都の灯」が特別収録されている点です。
マンガのエピソードに加えて、原作者自身が手がけた小説が読めるというのは、シリーズを追いかけているファンにとってうれしいポイントだと思います。
漫画と小説という異なる表現方法で同じ世界観を楽しめるのは、このシリーズの大きな強みのひとつです。
探偵猫ハッカが本編エピソードにも登場していることを踏まえると、この短編小説もハッカを中心とした物語である可能性が高そうです。ただし、内容の詳細は公式に明かされていないので、ここは考察として受け取ってください。

個人的には、本編を読んだあとにこの短編小説を読むことで、王都というエリアそのものへの理解が深まるのではないかと感じています。
マンガと小説をあわせて楽しむことで、「猫と竜」という世界の解像度がぐっと上がる13巻と言えそうです。
読む順番に迷ったら、まずマンガの4篇で絵の雰囲気とキャラクターをつかみ、最後に小説を読むのがおすすめです。絵で見た王都の景色を思い浮かべながら文章を追えるので、短編小説が初めての方でも入りやすいと思います。
また、この短編は「小説シリーズに手を出すか迷っている人」の試金石にもなりそうです。読んでみて文章の空気が合うと感じたら、小説版の既刊へ進む判断材料になりますし、マンガのほうが好きだと感じたら単行本を中心に追う、という選び方もできます。
見どころ③:放送開始から広がる「猫と竜」のアニメ展開
先ほども触れたとおり、「猫と竜」はTVアニメとして2026年7月より放送が始まっています。
公式発表によると、放送局はTOKYO MX、BS日テレ、読売テレビ、AT-X、長崎文化放送で、dアニメストアほかでの配信も決定していました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年7月 |
| 放送局 | TOKYO MX、BS日テレ、読売テレビ、AT-X、長崎文化放送 |
| 配信 | dアニメストアほか |
| 主なキャスト | 猫竜:子安武人さん/ママにゃん:井上喜久子さん/葉猫:芹澤優さん/王子:小市眞琴さん/国王:一条和矢さん ほか |
| 最終確認 | 2026年10月15日 |
配信サービスごとの見放題・レンタルの扱いや料金は変わることがあるため、視聴前に各サービスの公式ページで最新の状況を確認してみてください。
キャスト表で注目したいのは、王子と国王の役がしっかり配置されている点です。13巻が王族の帰還を描く巻であることを考えると、アニメで王子や国王の声のイメージを持ってから原作を読むと、場面がより立体的に感じられるかもしれません。これは筆者としての楽しみ方の提案です。
原作小説やスピンオフマンガ「ミケミケのねこねこギルド」(1巻は2026年5月7日発売)なども展開されており、メディア展開の幅が着実に広がっているのが今の「猫と竜」です。
さらに、小説の新刊「猫と竜 百代の過月と竜の子育て」も2026年8月26日の発売が案内されていました。マンガ・小説・アニメ・スピンオフが同じ年に動いているのは、シリーズにとって大きな節目と言えそうです。
シリーズ累計140万部という数字からも分かるように、もともと読者の支持が厚い作品でしたが、アニメ化によって新しい層に届く機会が増えたことは確かです。
13巻の発売がアニメ放送開始とほぼ同時期だったことは、あくまで推測ですが、原作の魅力を多くの人に届けるための自然な流れだったのではないかと感じます。
アニメから入った方が、13巻を通じて「弟王子の帰還」のような最新エピソードに合流できる構成になっているのも、読者にとってやさしい設計だと思います。
アニメから入った人は「猫と竜」13巻から読んでも大丈夫?
ここは、アニメで「猫と竜」を知った方がいちばん迷うところかもしれません。
結論としては、13巻から読んでも楽しめる可能性は高いと考えています。理由は、先ほど触れたように作品がオムニバス形式で、1つひとつのエピソードがある程度独立しているからです。
ただし、スタンやメイルプルーナ、シチヘンゲ、ハッカといったキャラクターには、これまでの巻で積み重ねてきた背景があります。
目的別に選ぶなら、次のような考え方がよさそうです。
- とにかく最新の展開を知りたい人:13巻から読み始め、気になったキャラクターの過去エピソードをあとからさかのぼる
- キャラクターの関係性をじっくり味わいたい人:アニメで描かれた範囲を見たあと、コミックス1巻から順に読む
- 小説も好きな人:13巻の書き下ろし短編で文章版の空気に触れてから、小説シリーズを手に取る
予算と時間の面でも少し考えてみます。13巻だけなら800円(税込)で、最新の物語と書き下ろし小説の両方に触れられます。
一方、1巻から13巻までそろえるとまとまった出費と読書時間が必要になるので、「まず13巻で作品の空気が合うか確かめ、気に入ったら1巻へ」という順番は、忙しい人にとって無理の少ない選び方だと思います。
ここからは考察ですが、王子たちの物語は「帰還」という出来事が感情の山場になりやすいので、王子と黒猫の関係を知っているかどうかで受け取り方が変わりそうです。アニメの「黒猫と王子」の回を見てから13巻を読むと、弟王子の帰還の重みがより伝わるのではないでしょうか。
忙しい人は「猫と竜」13巻をどう楽しむ?
仕事終わりの限られた時間で楽しむなら、13巻の「短編集」という作りは大きな味方です。
B6判176ページのマンガ1冊は、読むペースにもよりますが、一般的には30分〜1時間ほどが目安になると思います。そこに書き下ろし短編小説が加わるイメージです。
楽しみ方の一例を挙げてみます。
- 平日1日1篇ペース:4篇を4日、5日目に短編小説。1日あたり10〜15分前後の読書時間で、週末までに1冊を楽しめる
- 休日にまとめて:午前にアニメを数話見て、午後に13巻を一気に読む。アニメの映像のイメージを持ったまま原作に入れる
- 寝る前の1篇:やさしい読後感の作品なので、1日の終わりに1篇だけ読むのも相性がよさそう
「仕事終わりの30分」に当てはめるなら、アニメ1話を見たあとに13巻を1篇だけ読む、という組み合わせも考えられます。映像と原作を毎晩少しずつ行き来することで、1週間で両方の世界観に自然となじめるはずです。
個人的には、まず「弟王子の帰還」だけでも読んでみるのがおすすめです。13巻の看板になっているエピソードで、王子・冒険猫・探偵猫という作品の主要な要素が一度に味わえます。
「猫と竜」13巻はどんな人に合いそう?
ここまでの内容をふまえて、13巻が特に合いそうな読者像を整理してみます。
- アニメで竜と猫の関係が気に入った人:森の猫と人間の暮らしがつながる構成が続いており、アニメの延長線で楽しみやすい
- キャラクター同士が交差する展開が好きな人:王子・冒険猫・探偵猫の物語が一冊の中で重なる
- 刺激の強い展開より、穏やかな物語でひと息つきたい人:日常の関係性を軸にした作風なので、1日の終わりにも読みやすい
- 小説版にも興味がある人:書き下ろし短編で、文章版の雰囲気を気軽に試せる
逆に、毎巻大きな事件や強敵との対決が続く作品を求めている方には、ペースがゆったりに感じられるかもしれません。そこは好みが分かれるところなので、判断の参考にしてみてください。
筆者・星野悠が注目したポイント
ここからは少し、私自身の視点でお話しさせてください。
公式の紹介文を見ていて特に印象に残ったのは、「帰還」というテーマが13巻の軸になっていそうな点です。
弟王子の帰還という分かりやすい出来事だけでなく、シチヘンゲの冒険や探偵猫ハッカの活躍まで、それぞれのキャラクターが自分の役割に「帰っていく」ような構成になっているように感じました。
興味深いのは、2025年11月発売の小説最新刊のタイトルも「冒険猫の帰還と王都の日常」だったことです。小説では高名な冒険猫が久しぶりに故郷の森を訪れる話や、探偵猫ハッカが事務所を手に入れる話が描かれていました。
小説とマンガで同じ時期に「帰還」と「王都」が重なっているのは偶然かもしれませんが、シリーズ全体として「旅に出た者が戻ってくる場所」を描く流れにあるのでは、と私は考えています。
13巻の短編小説のタイトルに「王都の灯」という言葉が入っていることも、この見方と重なります。灯りは、帰ってくる人を迎える目印のようなもの。帰還の物語が並ぶ巻の締めくくりとして、ぴったりの言葉選びだと感じました。ここは筆者の解釈です。
これは筆者としての所感ですが、長く続くシリーズだからこそ、積み重ねてきたキャラクターたちがそれぞれの形で物語に戻ってくる展開は読み応えがあります。
忙しくてなかなかシリーズを追えていなかった方でも、王都・森・冒険者たちという主要な舞台に触れやすい巻なので、久しぶりに戻ってくる入口としても使いやすいのではないかと思います。
考察:「猫と竜」が読者を惹きつけ続ける理由と今後の見通し
ここからは考察になりますが、「猫と竜」がここまで長く支持されている理由は、キャラクターの関係性の描き方にあるのではないかと感じています。
竜と猫、猫と人間、人間と竜という、種を超えた関係性が何層にも重なっているのが、この作品の骨格です。
個人の印象ではありますが、ファンタジー漫画では、明確な対立構造や強大な脅威を物語の推進力にする作品が目立つように思います。
たとえば累計部数が数千万部規模に達するような大ヒットファンタジー作品の中には、勢力同士の対立や強敵との対峙そのものを軸に読者を引っ張るタイプが少なくありません。
一方で「猫と竜」は、そうした対立要素に頼りすぎず、日常の中にあるやさしい関係性そのものを丁寧に描くことで物語を進めているように見えます。
シリーズ累計140万部という規模を、対立ではなく関係性の積み重ねで築いてきた点が、個人的には特徴的だと感じています。
これは、忙しい毎日を過ごす読者・視聴者にとって、ある意味では貴重な作品性だと思います。
刺激的な展開を追いかけるのではなく、心が落ち着くような時間を過ごしたい、というニーズに応えられる作品は、実はそう多くありません。
今後については、13巻で描かれた弟王子の帰還や古代遺物調査というエピソードが、アニメでどのタイミングで描かれるのかも注目したいところです。
ここからは公式発表ではなく、筆者としての予想です。アニメの序盤が竜と猫、黒猫と王子といった作品の土台となる関係性から丁寧に描かれていることを踏まえると、最新巻にあたる弟王子の帰還のエピソードがアニメで描かれるまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。原作とアニメがどう対応していくのか、追いかける楽しみが増えたと言えるでしょう。
また、原作者アマラさんが2014年に「神様は異世界にお引越ししました」でデビューして以来、複数のシリーズを手がけてきた実績を踏まえると、「猫と竜」の物語も長期的な構想のもとに進められている可能性が高いと考えられます。
短編小説という形で本編を補完するスタイルが今後も続くのであれば、マンガと小説の両方を追いかけることが、このシリーズをより深く楽しむための鍵になりそうです。
もうひとつ、先ほどの時系列表から見えてくるのは、アニメ放送期間中も原作側の新刊が途切れていないことです。アニメで興味を持った読者が「次に読むもの」に困らない状態が続いているので、アニメ放送をきっかけに読者の輪がさらに広がっていく可能性は十分にありそうです。これも公式発表ではなく、筆者の見通しです。
まとめ:「猫と竜」13話=単行本13巻は今が入りやすいタイミング
「猫と竜」13話を探している方の多くが知りたいのは、2026年7月24日発売の単行本13巻の内容です。
13巻には、弟王子の帰還やシチヘンゲの古代遺物調査、探偵猫ハッカの活躍を描いた「弟王子の帰還」、タイトルから出会いや発見が描かれると考えられる「名高き冒険猫と星屑の瞳」など全4篇と、原作者アマラさんによる書き下ろし短編小説「探偵猫と王都の灯」が収録されています。
TVアニメ「猫と竜」の放送開始と同時期の発売ということもあり、原作ファンにも新しい視聴者にもおすすめしやすいタイミングです。
オムニバス形式なので13巻からでも入りやすく、1日1篇ずつ読めば仕事終わりの短い時間でも無理なく楽しめます。
アニメを見てから読むなら「黒猫と王子」の回を押さえておくと、王子たちの物語がいっそう心に響きそうです。
森の猫たちと火吹き竜「羽のおじちゃん」との絆、そして王都で暮らす猫たちの物語が交差する13巻を、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。
よくある質問
「猫と竜」13話とはアニメの第13話のことですか?
この記事でご紹介したのは、2026年7月24日発売の単行本13巻に収録されたエピソード群です。アニメの放送話数、WEB連載の話数とはそれぞれ別のカウントになっているため、混同しないよう注意が必要です。
13巻にはどんなエピソードが収録されていますか?
「弟王子の帰還」「名高き冒険猫と星屑の瞳」を含む全4篇と、原作者アマラさんによる書き下ろし短編小説「探偵猫と王都の灯」が収録されています。残り2篇については公式からの詳細開示を待って、あらためてご紹介する予定です。
TVアニメ「猫と竜」はいつから放送されていますか?
2026年7月より放送が開始されています。公式発表ではTOKYO MX、BS日テレ、読売テレビ、AT-X、長崎文化放送で放送され、dアニメストアほかで配信されています。単行本13巻の発売とほぼ同時期のタイミングです。
アニメしか見ていなくても13巻から読めますか?
作品がオムニバス形式のため、13巻からでも楽しめる可能性は高いです。キャラクターの関係性をじっくり味わいたい場合は、1巻から順に読む方法や、アニメで黒猫と王子の回を見てから読む方法もおすすめです。
13巻の価格とページ数は?
公式発表では、価格は800円(税込)、判型はB6判で176ページです。電子書籍の価格やキャンペーンは変わることがあるので、購入前に各ストアで最新情報を確認してください。
WEB連載の最新話はどこまで進んでいますか?
公式の試し読みサイトでは、第58話が2026年7月25日から9月25日までの掲載とされていました。2026年10月15日時点ではその期間を過ぎているため、最新話は公式の配信ページで確認するのが確実です。



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